ずっと辿っていくとなかなか、厳しいシーンを見つけてしまった。
こわくて、ちょっぴり泣いてしまいました、
たった3分程度の動画だったけど、
私にはこわくて悲しくて、泣いてしまった。
だから、そのカットされたバージョンはリンクを貼りません。
掲示板のふゆさんのシーンです。
カットされたシーンで、だれこれ?と思ってみていて、???
ワンシーン出てた!!
遡ってみると、やっぱりあの
【リリイシュシュのすべて】本編で、
「大人になりかけて、やめてしまった」と歌っていた人で、本編はここで終わっていた。
実はあの人(ふゆさん)が、
少年を暴行する場面があったんですね。
短い動画なんだけど、こわい。
会場外を出たあとのシーンなので、
あれですね。
ふゆさんの怒りと悲しみが感じられました。
掲示板に集まるみんなは、リリイシュシュが
エーテルが。と大切に思っていて、
それを汚した、CDを傷つけた〇〇を許せなかった。
振り返ってみると、
本当に良いことが起きない映画ですね。
立て続けに悪いことばかりが続いて、
フィクションなら、救いのある帳消しにすることが上書きしてくれそう。
そんな展開ありませんでしたけど!
だから、私はこの作品のリピーターなのかもしれません。
悪い事が続くことだって、あるんですよ!!
逃げきれないことのほうが多いんだよ!!
これだよ!!
人間はにんげんのなかで、きずついて、こわれて、
孤立していく。
修復には時間がかかる。
とっても。
変われる人も変われない人もいる。
昔、母親から父と付き合った頃の話を聞いたことがあります。
ごはんに、親子丼か何か丼物を作って出したら、
父が「お店で食べるものだと思っていた!
お家でも作って食べれるなんて!!」と喜んでくれたそう。
このエピソードだけ読むと良い話ですよ。
わー!良い人と会ったんだな。
上の父の言葉も気持ちも嘘じゃない。
本当の気持ち。
でも暴力を振るった姿も本当で、今までやってきた事も含めて、考えると分からなくなる。
表面だけ、言葉だけで判断すると良い人と言われるし、どんな事をしても良い人で、済まされては
報われない。
リリイシュシュに出てきた、「ふゆさん」と父を重ねてしまっていた。
ふゆさんは正義感でリリイシュシュをエーテルを守ろうと行動をした。
それを見て、こわい。と感じたけど
ふゆさんは、エーテルを、と言いながら暴行をした。
じゃあ、家族関係で揺れて過去にいじめられて傷ついていた『星野』は、いじめをして好き放題やって許されるの?
でも、夏休み明けの教室で絡まれてる子を助けてた。いじめっこのことをいじめてたけど!
ということにもなる。
で、いじめられていた『蓮見』はやり返していいのか?
回り回って、めぐっていく。
岩井監督が上の関連動画で、「いじめについて、さまざまな聴き取りをした。映像の描写について言われたが、実際に聞くと映像にできないことばかり。あの映画の外には、もっとつらい思いをしている人たちがいるんだ。」と仰っていました。
リリイシュシュへの熱、再発かもしれません。
