完全水棲亀の飼育失敗談 | 爬虫類のいる生活

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10種類以上の爬虫類を飼育してる日々の生活とその備忘録

質問などコメントしていただけたらわかる範囲で答えさせていただきます

僕なりの考えや飼育方法なので参考程度にしてもらえれば幸いです

今回はうちで飼育してる

ジーベンロックナガクビガメの飼育する際に

実際にあった事を書いていこうかと思います。

ジーベンロックナガクビガメだけではなく

他の水棲亀に対しても参考になると思います。


拒食

水カビ

誤飲誤食


大きくわけて上記3つありました。

全て飼い主である

僕の不注意や勉強不足でおきた事で

すべてクリアし今も元気に飼育してます。




まず拒食ですが2回ありました。

といっても1回目はお迎え当初で

まず何を食べるのか僕がわかってなく

亀の人工飼料が売ってるんだから

これで良いだろうという

安直な考えでいたからおきた事でした。

即売会でお迎えした生体だったのですが

何を食べるか聞いてなかったのが

そもそもの失敗でした…


レプトミンやカメプロス、干しエビなどを

あげては食べないを繰り返し

内心かなり焦りながら色々調べました。


もちろん最初から

人工飼料に餌付く生体もいるみたいですが…


うちの子は食べなかったので

調べた結果生きてる餌がいいとの事なので

ヒメダカをあげてみる事に。

今までのが嘘のように食いつき

その姿を見て安心し嬉しかったのを

今でも覚えています。


2回目は水温が低い事による

代謝の低下での拒食でした。

これも勉強不足で

ジーベンロックナガクビガメ自体は

25〜28度くらいで飼育出来るのですが、

ベビーの時は更に高めの30度くらいが

良いとは知らなかったのです。

中途半端な知識で

出来た気でいた為に招いた失敗でした…


併せてこの時は

水カビも発生してかなり慌てました。

水カビも水温が低いとおきやすく

ベビーの頃は更におきやすいのです。

そして最大の原因は

水質が悪かったからでした。

飼育当初は濾過器もあるし

見た目綺麗な水だからと

水替えをしてなくそのままにしてました。


ある時よく見てみると

白いモヤのようなものが

甲羅や手足についていてビックリしました。


急いで調べみると

水カビ自体はおきやすいもので

ちゃんと対処すれば問題ないとの事だったので

落ち着いて対応することに。


対処法としては

乾燥させ日光浴するとか薬浴するとか。

ただベビーだし完全水棲の亀を

長時間乾燥させるとか

薬を飲み込んじゃいそうな薬浴は

抵抗がありイソジンで殺菌消毒をすることに。



薬局なんかでも売ってるイソジン。

うがい薬ではなくきず薬の方で。

原液ではなく水で5倍程度に希釈し

綿棒などで塗っていきます。

嫌がるけど優しく丁寧に塗り

10分程乾燥させてから

流水でイソジンを流してから水槽に戻します。


この水カビを期に

水替えの重要性を知り

週に1〜2回の水替えをするようになりました。


イソジンを塗る方法を

3回程繰り返して水カビも治りました。

ベビーの為、体力もないだろうと

回数や乾燥時間には気を使いました。


最後に誤飲誤食です。

これも僕が良いだろうと思ってしてた事が

ダメだった失敗談です。

僕だけではないと思いますが

レイアウトを意識する方は

一定数いると思います。


水槽のレイアウトを決める際に

底に石をひき

見栄えを良くしようとしたのですが

これが失敗でした。


ある時、最近糞をしてないなと気付き

思い返すと一週間以上してないとわかり

これはおかしいと

即病院に行き診てもらいました。

便秘なのか何か違う原因なのかと考えていたら

結果は水槽内の石を誤飲誤食して

体内で腸への道を塞いでいたのでした。


対処法は

自力で体外に出してもらう為に

餌に潤滑剤を付け

それを与えながら糞を促す方法です。

それがダメなら

手術で摘出するしかない状況でしたが

なんとか



出してくれました。

その時の身体の大きさと比べても

中々の大きさで

石が出てくれてホッと一安心しました。


それ以降、

水槽はベアタンク(レイアウト系のものは無しのシンプルな水槽)で飼育してます。


水槽内が殺風景で味気ないですが

掃除がしやすいし

飼育してる子しかいないから

異常があれば発見しやすいなどの

メリットが大きいです。


長々と書きましたが

今でもベストな飼育環境はわからず

あくまで現状はベターだと思い

より良い飼育環境を模索する毎日です。