公務員志望の娘の就活の時

民間企業の方が

やりがいがあるし収入も良いからと

勧めていた

 

彼女が希望していた職種が

福祉系だったからでもある

 

その業界に詳しいわけではないが

特に地方では

若者の意見は通りにくい

福祉ともなると特に

地元の年配者を優先させねばならない

ということも多いだろう

資格を持っているからといって

尊重してくれるわけではないのだ

 

そういうことは

今の業界でも感じる

 

司書資格がどんなものか

知っているのは資格持ちだけなのだろう

大した価値がないと思われがちだが

いやいやなかなか

奥が深いのに守備範囲も広い

 

取得しやすい資格だと

思われているようだが

覚えるだけで取れる資格ではないし

経験だって必要なのだ

 

守備範囲が広いのは

資料を扱うという特性上

そうなるのだが

司書という仕事は

常に情報収集が必要で

勤務時間外に情報収集をしている司書は

多いと思う

 

図書館で扱う「資料」を

本限定だと勘違いされていることも結構あるが

50年以上前に通っていた公共図書館で

オープンリールの録音テープの資料を

見かけたことがあり

そういう場所なんだなと

その時理解した

 

学校図書館はもっと遅れていて

司書になるのに必要だからと

45年ほど前に勉強した点字に至っては

小学校勤務時代には

割とよく説明するチャンスがあったのだが

現在の勤務校では全く役に立っていない

 

学校図書館での司書の仕事は

小学校の方が多岐に渡っていると感じるが

勤務自治体では今年度から

小学校に司書がいない

しゃしゃり出たくなる気持ちを

抑えるのが大変である