鶯の歌声も随分と上達し、

そろそろ練習期間が終わろうかという頃のこと。

口笛で鶯の真似をする度に、

それに応えるような鳴き声が段々近づいてくるのが嬉しくて、

「すぐそこまで来た!」

と喜んでいると

「テリトリーを守るために必死なのに騙すなんて!」

と鳥好きの息子に叱られたことがある。

ゴメンナサイ