先日、高速バスを乗り継いで帰宅した際

久しぶりに中継地の大阪を見てきた

乗り継ぎがスムーズすぎて

東梅田のバス停から

JRの高速バスターミナルまで

立ち止まることもなく息を切らして歩き

切符を買っていると

「まもなく出発します」コールが流れ

慌てて飛び乗ったので

何も買えず、何も見れずだった

 

この街に初めて

友達と一緒に遊びに来たのは

小学校高学年の頃

当時はJR大阪駅のすぐ近くにあった

スケートリンクによく行っていたが

この辺りは自宅から30分ほどで

大阪駅よりも北にあった

もう一つのスケートリンクと

同じくらいの距離感で

どちらにも通っていた

(習っていたわけではない)

 

大阪の街へは

スケートだけではなく

巨大書店にもよく通った

当時は紀伊國屋と旭屋の

2店舗が競合していて

学習参考書系が充実していた旭屋の中は

そっと歩いているのに

静かな店内にミシミシと

木の床の音が響いた

 

紀伊國屋の方は確か改装したばかりで

迷路のような店内だったが

ビジネス書や文具など充実していたし

私はこちらが好みだった

 

私にとって

読む方の本は借りるものなので

参考書や問題集、雑誌などしか買わないが

見るのは好きだから

洋書コーナーで外国人になった気分に

浸ってみたりしていた

 

ハイティーンの頃には

この辺りに目立つ格好で出かける

という楽しみができ

一人で行く時に限り

頭の先から足の先まで真っ赤になって

出没したりしていた

 

私自身は誰と一緒でも構わなかったのだが

ある時、妹に

「その格好で行くなら私は行かない!」

と宣言されてしまったのだ