小さい頃から通っていたピアノ教室の先生は

先のことを考えてか

小学生の頃から

簡単な聴音(音を聞いて何の音か当てる)や

ソルフェージュ(歌詞のない歌の練習曲)

も教えてくださっていた

もちろんかもだが

所謂「ドレミ」(英語)ではなく

ドイツ語で、である

 

そんなこともあり

高校進学時の芸術選択も

第一希望である音楽になるものと

たかを括っていたのだが

ところがどっこい

蓋を開けてみると

なんと「美術」だというではないか!

 

母は早速、高校に殴り込み

いや陳情に行ったが

当然覆ることはなく

特例で2年生から音楽に転向

という確約のみ

どうにか得ることができた

そんなわけで私は

異例の美術と音楽両方選択者となった

 

選択肢には

私が一番苦手としている書道もあったが

第二希望として美術を選んでおり

音楽の希望者が多すぎた結果らしかった

そして私は美術「も」苦手だった💦

 

授業で自分の手のクロッキーを描いた時

「見たまんまを描くのなら写真で充分」

という指導を受けたことがあるが

何かを見て描くときは特に

実物との相違点が気になりすぎるタイプなので

同じにする事に全力を注ぐ傾向にある

 

これは誰の描いた物でも同じで

そういうことから私の好みは

ルネサンスや印象派系だ

芸術面を激しく主張されると

理解できにくいという傾向にもある

 

だが、芸術には大抵

表現する意思や思い、気持ちなどがある

ということを

私は1年間の美術の授業で

学んだのだと思っていて

 

それは大人になってから嫌々始めた

華道にも通じると感じる

 

子どもたちに

「美」を意識してもらえますように