十数年前の勤務先の食堂で

「え〜、今日は猪かあ〜

 匂いが嫌なのよね〜」

とか

「あっ、兎だ!やったあ!」

なんて言いながら

持参のお弁当を食べていた方がいた

 

猪なら知り合いからお裾分けがあった時に

鍋などで食べたことはあるが

兎も食べるんだと驚いたことがある

 

最近は結構、もてはやされ気味で

ジビエの缶詰も売っているし

数年前にはジビエレストランもでき

美味しい鹿料理を食べに行ったこともある

 

というわけで前任校にいた時

ジビエ本を入れてみた

解体の仕方から料理のレシピまで

カラー写真で掲載された本だ

解体の写真は苦手な人もいるだろうが

身近な地域なのでと思い立ったのだ

 

その後数日間、毎日のように

「うまそう〜❣️」

と言いながらその本を眺める生徒が出没

この学校には

おじいちゃんが銃で狩りをする

という生徒もいたのだ

 

今の勤務校も似たような環境なので

昨日、同じ本を入れてみた

校風が少しおとなしめだが

どうだろうか

 

さて、90年代後半

重いアレルギーの子を持つお母さんから

食べられるのは

鹿、鴨、粟、稗、栗

ぐらいだと聞いたことがある

 

当時思ったのは

それって人間があまり手を加えて

栽培したり育てたりしていない食べ物では?

ということ

 

というわけで

もしかしたらと

卵アレルギーの娘(重度ではない)に

地鶏の有精卵を

ほんの少しだけ

食べさせてみたことがあるが

なんともなかった

 

このことを話すと

子どもを犠牲に実験みたいなことを、、、

と言われたが

当時はアレルギー科の先生だって

「試してみないとわからない」

とおっしゃっていたのだ