日本の医療制度の崩壊 | 稜山泊

日本の医療制度の崩壊

少し大袈裟なタイトルとしましたが、まさに信じ難い医療制度がこの6月から施行させた様です。あまりにも驚きなので、嘆きを独白いたします。

 今月、高血圧の薬を貰うために、病院に行き、診察を受けました。受付で制度が変わったとの説明を受けたのですが。最初は意味は分かりませんでした。
 取り敢えず、診察前に体重と身長を測定すると言われました。


  診察が終わった後、多分、指導員の方がこの資料を示して、「生活習慣病の指導」をしてきました。エッ、何なの!
 ご覧の通りにチェック項目は、沢山あるのですが、指導の内容は、この4点のみ。
  ・食事摂取量の適正化
  ・塩分を抑える
  ・適度な運動
  ・体重血圧の測定
 どの項目も、私自身がこの20年間あまり実践している内容。この方法でメタボとの縁を切ったのに、何でまたそんな分かりきった指導をするの?


 診察の後、精算を待っている間に、掲示板を見ていたら、この制度の説明が出ていました。
 いわゆる、メタボの監視疾患である、糖尿病脂質異常症高血圧症で治療を受けている方を虐めますと書いてあります。まあ、糖尿病、脂質異常症の方は、致し方がないとは思うのですが。高血圧症の方は違います
 簡単な話として、痩身な老人であっても、かなりの確実で高血圧症になる。そういう方でも「メタボ対策指導」を実施するという制度なのです。呆れてしまいます。
 最初の画像を見ると分かるように、私のBMIは、23.2です。メタボ対策は必要ですか?
 因みに、このBMI値を書いてある欄は、「目標」となっていますが、当日の測定値が書いてあるだけです。この辺りも意味不明の書類ですね。血圧の測定値は、活動時の血圧なので当然高い。自宅では、目標達成しています。

 この日の診察で高血圧薬の処方を受けて、薬局でスクリを買ったのですが、こちらも意外で腹立たしい事実が分かりました。


 その調剤明細書です。全て消す必要も無いのですが。個人的な所は消して、ポイントのみ説明しています。
 服薬管理指導の項目に、「3月以内処方持参以外」と書いてあります。最初は何のことだろうと思ったのですが。調べてみると、何とも腹立たしいことだと分かりました

 2年程前に「無用の薬手帳で損をした」というタイトルの記事を書いています。薬は、自分で管理しているので、まったく必要ないのですが。薬局に薬手帳持っていかなかったら、薬代が高くなったと嘆いていました。しかしなんと、この薬代が高くなる条件は、薬手帳を持って行かないだけではなかったのです。
 処方薬の処方を3ヶ月受けなかったら、薬手帳を持って行っても高くなるという制度が適用されてしまったのです。

 私は、高血圧症の症状が段々と軽くなってきていました。無用な薬は飲まないという考え方から、元々、間引き服用で2ヶ月分の処方でほぼ3ヶ月が持っていました。そしてその後、医師と相談して、現在、軽い薬をいろいろと試し始めました
 だから、新旧の薬がどうしても重複したりで、どうしても処方の間隔が長くなるのです。それで薬代が高くなるとは、あまりにも酷い話です。

 もう一つ頭にくる話です。明細書に「服薬管理指導(3月以内処方持参以外)」と書いてあるのです。「服薬管理指導」とは、何でしょうか?
 私が持っていった処方箋は、医者と相談して、飲み方を含めて決めて処方して貰っている薬です。当然ながら、薬剤師が指導する内容はありません。現実問題として、薬剤師からは何の指導も受けていません。逆に、薬の事を質問しても、分からないと言うだけ
 服薬管理指導は、薬局が適当な名目で報酬をもらう仕組み名称が持つ目的なんてまったくありません嗚呼、腹立たしい!

 

(追伸)
 薬を間引きして飲むとか、軽い薬に変える話をしました。これって、誤解を受けると危ないので、注意事項として説明しておきます。
 この飲み方は、診て頂いている主治医に、具体的な飲み方とか、薬の種類を提示して、医者の指導の元服用している薬と飲み方です。患者が勝手に変えたりすると重篤な事に繋がりかねません。
 特に、高血圧症は、サイレントキラーと言って、自覚症状が出難い疾患です。医者にも相談していますが、薬を変えた場合には、1日の血圧測定回数も増やすなどして、自己診断も合わせて実施しています。念の為に報告しておきます。