裏山の畑に不思議な植物が! | 稜山泊

裏山の畑に不思議な植物が!

何の写真か分かりますか? と言うか、なんという植物か分かりますか?


 私が「裏山の畑」と呼んでいる場所です。畑とは言っても、今は単なる空き地。元々は、亡き岳父が奥に有るビニールハウスで菊を栽培していた場所です。亡き父は、菊の品評会で何度も賞を取った方です。
 少しだけ自慢話をすると、一番有名どころの賞は、小泉純一郎さんが厚生大臣だった頃に「厚生大臣賞」を受賞しています。こんな大規模な畑を使っていた事が頷けます。すみません、脇道に外れました。


 植物を分かりやすく撮影してみました。これをGoogleで検索すると、すぐに出てきました。「ウコン」です。そう、カレーの材料となるターメリックの事ですね。
 ウコンを調べると、不思議な話が出てきます。日本では、鬱金(ウコンと訛った漢字表記)が一般的で秋ウコンとも呼ばれている。もう一種類は、キョウオウ(姜黄と書く)で春ウコンと呼ばれている。
 元々は、インドが原産なのですが、日本には中国から入ってきた。ところが、この2種類を間違えて逆に命名されたとか。中国の鬱金を姜黄と呼び、姜黄を鬱金と呼んだとか。

 秋ウコンは、花期が8月から11月だそうです。春ウコンに関しては、Wikiに明記されていませんでしたが、5月から6月だというのですが。さて、このウコンの種類は何でしょうか?


 最初の写真の一番左のウコンの付け根に、1輪のみ花が咲いていました。綺麗に咲いている感じでも無いのですが、白い花です。時期的に春ウコンの可能性も有るのですが、春ウコンの花はピンク色だそうです。
 Wikiに依ると、ガジュツ(漢字で莪朮と書く)というウコンが7月から10月に白い花を付けるといいます。白ウコン夏ウコンとも呼ぶとか。7月から咲き始める花の一番咲きと考えると、これが該当しそうです。

 さて、このウコンに今回始めて気付いた理由を考えてみました。
 この裏山の畑の手入れを始めたのは、多分21年の秋頃からです。とした場合、2年半もの間、季節によって手入れをしていたので、気付いても良いと思いました。でも、理由が分かりました。

 手入れは、雑草刈りがメインなのですが、雑草が無くなると、一層に雑草が元気になりました。そこで、この春に、除草剤を蒔いて、雑草を一掃しました。その結果なのです。
 普通なら、雑草が一面に蔓延る場所。そのままでは、ウコンが育ってもよく分からない。そこで、雑草を一掃したら、見えてきたということらしいです。

 それにしても不思議です。菊の名人の岳父は、菊以外にはあまり興味を示さなかったといいます。
 それでも、ウコンを植えたのだろうか。それとも、鳥が落としたウコンの根が根付いたのか。種から育てるものでは無いらしいので、かなり不思議な話ですね。