竹の葉鞘が脱落する現象 | 稜山泊

竹の葉鞘が脱落する現象

4月24日に報告した「里小路の矢竹生垣通り」の記事に関わる話。その中で、話題にした矢竹と普通の竹との違いをこう説明しました。「竹は、稈(茎)の成長と共にそれを包む葉鞘(竹皮)が脱落してしまうそうです。脱落しないのが笹となります。そして、矢竹は、脱落しないので、分類上は大型の笹になる。」
 葉鞘は、竹皮で、一般に食用のには、皮が付いた状態で収穫されるのですが。脱落するとはどういう意味なのかを発見しました。



 真ん中辺りに有るのは、育ち過ぎた筍ですね。もう食用にはならないでしょう。しかし、1.5m程度となっても、まだ、葉鞘で完全に包まれています
 一番左と右の端が既に3m以上に育った竹ですね。丁度、50cm程度の高さの部分で、葉鞘が脱落していく様子が見て取れました。


 向きを変えて撮影すると、10mを超えるような、葉鞘が付いたままの竹もありました。なる程、こうやって大きくなるのですね。

 場所は、柚木町の真ん中。よかもん市の先から山手に登った所と説明すると、近くの人は分かると思いますが。
 この場所は、最近で2回目。まだ、土から顔を出す前の筍が結構採れる場所らしい。採れたばかりの筍から、皮を剥いで捨てているという場所がいくつかありました。
 家内に話したら、生の筍からの調理は大変だとか。まあ、筍の土佐煮とかは好きですが。そこまでの調理が大変なら致し方がない。