Youtube著作権侵害詐欺事件 | 稜山泊

Youtube著作権侵害詐欺事件

先日、私が演奏したドビュッシーの「月の光」の曲をYoutubeに投稿した後、snsで紹介しました。その時に、事件が発覚しました。



 私が最近Youtubeに投稿した動画の一覧です。昨年の11月に投稿した「トロイメライの指使い」に著作権の制限が付いていました。
 以前から、入手した既成音楽をBGMで付けた時は、仕方がないかなと思っていました。この「著作権の制限」は、コンテンツの公開そのものに影響しないので、問題ないと思っていました。
 例えば、昨年10月に投稿した「アサギマダラの飛翔」には、苫米地さんのサクスホーンの曲とか。解説に明記しています。



 今回の著作権侵害の詳細です。異議申立後に採取した画像なので、一部はその内容に変わっていますが。
 ご覧の通り、誰が著作権侵害を申し立てたかは表示がありません。「Reverie」は、「トロイメライ」が夢想曲であるという意味です。
 「トロイメライ」は、ロベルト・シューマンが1838年頃に作曲した子供の情景の中の1曲です。最近作曲された曲をカバー演奏した場合に、著作権がどうのこうのは、有るかもしれないのですが。どうみても、無理があると思います。ましてや、この動画は、指使いの不思議を解説したものでした。




 前の画面で「操作の選択」をクリックすると、著作権侵害の申し立てに対して、異議を申し立てすることができます。その結果届いたメールの一部です。
 ここで始めて、誰が申し立てたかを知ることができました。この人は誰だろう?



 Webで検索すると、すぐに出てきました。名前の完全一致では無いのですが、虚偽報告団体の一覧に出ている名前でした。
 仕組みはこういう事だと説明されていました。著作権侵害の申し立てをすると、そのコンテンツの収益の半分が貰えるらしい。つまり、コンテンツの投稿者の収益の半分を掠め取るという仕組みだったのです。驚きの事実でした。
 まあ、私のコンテンツは、収益目的ではないので、収益の申請はしていません。だから、掠め取られる収益もありません。無駄な詐欺事件ということですが、呆れてしまいます。

 少し説明しておきます。最後の図に記載された団体は、必ずしも詐欺団体ではないそうです。自ら、版権を持つ団体が怪しいコンテンツに対して、闇雲に申請しているケースもあるそうです。
 今回の事件は、明らかに不当な申し立てだと思いますが。無事に取り下げられるでしょう。