夏の始まり | 稜山泊

夏の始まり

まだ、佐世保市は、梅雨明けしていません。しかし、長雨が続いた今年の長梅雨も、そろそろ明けようかなという感じとなってきました。
 当家の玄関の横に蝉の抜け殻を見つけたのは昨日。今日見ると、2匹目が巣立っていった様子でした。


 玄関の脇にポールで据えた郵便受けがあります。その土台を押さえる重量ブロックの上です。丁度、撮影している場所が、先日報告した、カノコユリが咲いている場所となります。
 ブロックの下に僅かに見えているのが、郵便受けの台座です。コンクリートの段差、郵便受けの台座、重量ブロックと結構障壁が多い壁をよじ登っての脱皮だったのでしょう。その泥が付いた抜け殻が、また、その過酷さの一面かもしれませんね。


 蝉の多くは、幼虫で数年を過ごすと言います。植木鉢の入替えなどをしていると、よく、根切り虫と呼ばれるコガネムシの幼虫を見かけます。蝉は、木の幹に卵を産んで、幼虫になって地下に移動して育ちます。だから、植木鉢の中では、見ることが出来ないのですね
 あらためて、そう考えると感慨深いのですが。実際に、今、この現在でも、多数の蝉の幼虫が、この辺りの地下で育っていると考える、もっと感慨深いですね。