おそらくラスト・ファイト | Nothingness of Sealed Fibs

Nothingness of Sealed Fibs

見た映画、読んだ本、その他もろもろについて考えたことを書きとめてあります。

今年も10月1日がやってきた。

某ラーメンチェーン店がラーメン一杯ごとに無料券一枚を配る日である。

そして、幾人かの腹を空かせた愚か者達にとっては、戦いの日でもある。


愚か者たちは「戦士」を自称しているが、むろん、自称に過ぎない。

これは、そんな自称戦士たちが、無料券と名誉を得るためだけに貴重な時間と

お金を浪費し、あげくのはてにお腹の調子をやや悪くした顛末の記録である。


昨年と同じく、昼過ぎに老人ホームでの慰問演奏のお手伝いがあったため、

戦士たちは、老人ホーム集合前に各自できるだけ数を稼いでおくことにした。


僕の場合は、最寄りの長岡天神店が一店目。開店時刻の11:00にいってみると、

平日だというのにすでに行列ができている・・・。5分ほど並んではいれたので、

まずは一杯目をいただく。むろん、注文はこってり並である。

Nothingness of Sealed Fibs-長岡京

スープも濃厚で、チャーシューも厚い。久々に手ごたえのある一杯である。

5分で余裕の完食。最後に水を一気飲みして、さっそうと店を出た。11:15。


その後、老人ホームでの演奏を終わってから、メンバー同士で作戦会議。

メンバーの一人が大学で非常勤講師を始めたため、お酒を飲んで自転車を

運転できないという大人の事情があり、今年は電車でいけるお店を回ることに。

15:30。いよいよ今年の戦いがスタートした。


ちなみに今年のメンバーは、博士課程在学中2名、学部1回生1名+僕という

微妙なバランス構成となった。博士課程の2名のうち、1名はすでに今回で

7回目のファイト参戦を誇る猛者。メンバー最年長で唯一の30代である僕が

5回目の参戦である。のこりの二人は今年が初参加。彼らは、これから起きる

現象については知っているが、その現象が与える心理的・身体的なダメージに

ついては何も知らない。

さっそく阪急の烏丸駅にむかって、一日乗車券を購入。そのまま河原町駅に

向かい、そこから二軒目の南座前店に。16:00。夕食時ではないのでほとんど

待たずに入店できた。この店は、場所のせいかわずかにラーメンの単価が

高いのが難点だが、スープのこってり具合はなかなかのもの。うまい。

一杯目から時間が空いていたこともあり、二杯目のこってり並をすぐに完食。

Nothingness of Sealed Fibs-南座前


お次は、学部1回生に祇園の見どころを紹介しながら四条通を東へ。

ひそかに最も敬愛する知恩院前店に向かう。17時ごろに到着したが、なんと

店の前には数人だが行列ができている。約20分ほどまたされて入店。

新メニューの宣伝に誘惑され、「貴公子のみそ」ラーメンを注文した。

でてきたみそラーメンを見てびっくり。なんと天下●品ラーメンに「もやし」が

のっている!!興奮してすぐに食べはじめてしまったので、写真に撮り忘れた。

みそラーメン自体は、意外に食べやすく、あっさりめで口当たりがよい。

率直に言って、普通の意味でおいしかったのだが、天下●品で普通の意味で

満足することは、端的に敗北を意味する。舌は満足でも心は燃えてこない。


やや不完全燃焼気味なまま、知恩院前店を後にし、地下鉄で六地蔵店へと

向かうことにした。六地蔵店へは初めての訪問。移動に時間がかかったので、

到着は18:00ごろ。若干おそれてはいたのだが、かなりの行列ができていた。

30分待ちぐらいということだったので、近くのコンビニでビールを購入し、戴く。

すこしラーメンの塩ッ気にやられていたので、ビールは本当に心地よい。


やっと入店できて席まで行く途中で、団体でラーメンをほおばる女子高生を

見かけた。わおびっくり。最近の女性のパワーには圧倒されます。はい。


Nothingness of Sealed Fibs-山科

こちらのこってりは非常に濃厚で、今回のファイトでは一番濃かった気がした。

スープの気合いは伝わってきたのだが、さきほど飲んだビールの清涼感が

跡形も無くなってしまい、悲しい気分になる。ネギも多めで好感をもったのだが、

いかんせん、ビールのせいでお腹がしんどい・・・。メンバーも口数が少なくなり、

みんな心なしか顔をゆがめはじめている。ビール効果、もろ刃の剣なり。


重い空気のままなんとかラーメンを平らげ、再び地下鉄にのって、山科店へ。

19:30ごろ到着したのだが、なんと1時間待ちの大行列。隣にある本屋さんで

立ち読みすることにしたのだが、20分ほどで飽きたので、再びビールを買って

あーだこーだ立ち話する。後輩のいろんな話を聞いていると、みなそれぞれ

大変なのだなと感じる。とくに博士課程の学生は就職が大変みたいだ。


Nothingness of Sealed Fibs-二条

山科店は、日頃からよく行くので味はよく知っている。オーソドックスで、

他店と比べるとまさに中庸の味わいである。ビール腹にはこたえるぜと

ひいひい言いながら、なんとか食べる。うまいのだが、つらい。


全員なんとか五杯目をクリアしたので、次は地下鉄で二条駅前店を目ざす

ことにした。山科店を出たのが21:00ごろ。腹ごなしに御陵駅まで歩いて、

地下鉄に乗った。二条駅前店までくると、21:45になっていた。

お店の前には、なんと30メートルほどの行列!!


とりあえずメンバーの一人が行列最後尾に並んで、後の二人で向かいの

スーパーでビールを買い出し。今回はロング缶も含めて、待つ準備はばっちり。

待っている間に、授業とサークルの練習を終えた後輩たちが4人新たに合流。

久々の再開に、話がはずみ、待ち時間も全然苦にならない。


結局一時間強並んで、入店。こってり並みを頼むと、今回のファイトで初の白い

どんぶりでの登場。待ったかいがあったなとしみじみした気分でこってりに挑む。


Nothingness of Sealed Fibs-六地蔵

二条駅前店、うまい。麺、スープ、チャーシューどれも文句なし。

ビールの酔いもあって、あまり味も分からなくなっていた気もするが、

白いどんぶりだったのがうれしくて、激しいスピードで完食した。

食べ終わって店をでたのが23:00ごろ。本当はまだまだ続けたいところでは

あったが、なにげに終電一本前だったので、本隊と別れ、家に帰ることにした。


今年はラーメンだけみると6杯と物足りない数字にとどまったが、待ち時間に

ビールをかなり戴いたので、実質的には8杯ぐらいになるはず。

まずは健闘したといえるだろう。


しかし、年々このラーメンチェーンのイベントの認知度が上がってきたのか、

どこへいっても行列ばかり。待ち時間が多くなり、杯数を稼げなくなっている。

もうそろそろ、このファイトも潮時かもしれない、頼もしい若手も台頭してきたし、

後は後輩に任せて、僕はそろそろ引退だなと思っているうちに家に着いた。


帰ったとたん、相方さんから「にんにく臭っ!」と率直なご意見を頂き、我に返った。

すばらしき我が家だ。快く(?)送り出してくれた相方さん、ありがとう。

なぜか感謝の気持ちでいっぱいになった。いや、当然か。たぶんもう最後です。