三年目の正直 | Nothingness of Sealed Fibs

Nothingness of Sealed Fibs

見た映画、読んだ本、その他もろもろについて考えたことを書きとめてあります。

10月1日(金)午前11:05。4人の男が天下一品銀閣寺前店にいた。

アラサー3人に19歳の若者1名。むろん僕はアラサーのうち1名にはいる。


彼らの目的は、「天一祭り」である。

この1日だけは、ラーメン一杯を食べると、1杯分の無料券がもらえる。


アラサーの3名は、一昨年7杯、昨年9杯と順調に食したラーメン数を伸ばし、

おとろえる胃の消化力をよそに、今年こそは二ケタの大台へと挑まんとしていた。

しかも、今年は大学に入ったばかりの若人をたらしこんでしまうという始末の悪さ。

でも、これがやめられない。


天気は快晴。前日の雨模様からまさかの好転である。

メンツがそろうと、4人はさっそく銀閣寺店に入った。すでに店内は満員。

僕はさっそく「こってり並レギュラー麺」を注文。11:18。
Nothingness of Sealed Fibs-銀閣寺前
昔よくいっていた頃に比べると、ちょっと気合が弱くなった気がするが、

ひさびさの天下一品ということで、おいしくいただいた。


お次は自転車を南に30分ほど走らせ、恒例となった知恩院前店へ。

お腹はまだまだ余裕。「こってり並レギュラー麺」を頼むと、とても肌理の

細かいこってりスープがでてきた。これは見た目以上にうまい。11:47。
Nothingness of Sealed Fibs-知恩院前1

「うまいな~」を連呼して食べる。味わって食べれるのも最初のうちだけだ。


次は知恩院からだいぶ南に下って龍谷大学前の竹田店へ。

かなりの列ができていたが、20分ほどまって入店。「こってり並細麺」を注文。13:28。

Nothingness of Sealed Fibs-竹田店
竹田店には黒コショウが置いてあり、これをこってりスープの上にかけると

ラーメン版カルボナーラのような感じになる。これがなかなかおいしい。

おいしいのはいいが、コショウはひりひりするので水をたくさん飲む→

お腹がふくれる→しんどいという悪循環に。黒コショウ要注意!!


次は、北東に向かい山科店へ。ここで福井県からくる後輩Hと合流。14:30。

Hは奥さんに車で京都まで送ってもらって、折りたたみ自転車で参戦。

奥さんは保育園に子供を迎えに行くため、すぐに福井へ戻って行った。

亭主関白とは聞いていたが、想像以上である。


山科店では「こってり並レギュラー麺」を注文。かなりチャリを漕いだ後なのだが

空腹感はゼロ。スープも濃くてうまそうなのだが、いかんせん気分がのらない。

こうなるともはや苦行あるいは修行である。むろん、この苦行に目的などない。
Nothingness of Sealed Fibs-山科店

次は西に移動して二条駅前店を目指すことになったが、ここで27才の後輩がお腹の

限界状況を自己申告したため、途中の「国際まんがミュージアム」により道。

疲れていたのだろうか、座って「天才バカボン」を読みながら眠ってしまっていた。

一時間ほど滞在したが、お腹がまったくもって減らないことに全員で気づいたので、

あきらめて再出発。16:42二条駅前店到着。「こってり並レギュラー麺」を注文。

Nothingness of Sealed Fibs-二条駅前店
チャーシューが他の店にくらべて分厚くておいしいのだが、いくらおいしくても

お腹が気力で耐えているありさまゆえに意味なし。水の清涼感だけが心の支えに。


次の店には、無謀にもすぐちかくの西院店を選択。17:09に西院店到着。

「こってり並レギュラー麺」を注文。ここのこってりは少々うすめ。こしょうがきいてる。

Nothingness of Sealed Fibs-西院店
普段ならば、「スープが薄くて気合がたりん」というところだが、お腹の状態を考慮

すると、むしろ「薄くてありがとう」と言いたいところである。口からでるのは愚痴ばかり

だが、なんとか食べきる。


お腹が限界を越えかけていたため、桂五条店近くのスーパー銭湯にむかうことに。

朝から自転車を40キロ近く漕いでいたので、なんとサドルに接していたお尻がむれて

アラサーメンバー3名のおしりに汗の染みができていることが発覚。乾かすために

立ち漕ぎしてみる。そうしているうちに、ややお腹がすいてきた。銭湯に到着。

すでにあたりは暗くなってきていた。銭湯で体重を計ると朝から2キロ増。せっせと

サウナにはいって汗を流す。


1時間ほど銭湯でくつろいだ後は、桂五条店へ。なんと長蛇の列で一時間待ち。

さすがは人気店。やっと入店して「こってり並細麺」を注文。スープはさすがの濃さだ。

Nothingness of Sealed Fibs-桂五条店

しばらくお腹をやすませていたせいかおいしく感じる。やはり桂五条店はうまい。21:00。


お次は、いままで行ったことのない八条口店へ。しかし到着するとちょっとまえに麺が

売り切れたため閉店とのこと。うぎゃー。残念だがお腹にはうれしい。

いたしかたなく東へ向かって京都南座前店へ。ここで徳島からやってきた後輩Uと合流。

Uは仕事終了後、徳島から高速バスで京都にやってきたらしい。とびっきりのアホである。


京都南座店ではついに「こっさり並レギュラー麺」を注文。「こっさり」は「こってり」と

「あっさり」の中間の味である。ついに連続「こってり」記録が途絶えた。23:05。
Nothingness of Sealed Fibs-京都南座前店

さすがに「こっさり」は食べやすく、意外とすぐに食べ終わった。


Uには自転車がないので、みんなで歩きながら本日二回目の知恩院前店へ。

途中祇園のあたりで、四つ葉のクローバーのランプをつけたヤサカタクシーを発見。

レアなタクシーを見れたので、うれしくなるものの、なにかいいことあるのだろうか?


知恩院前店ではすこし行列にならんだが、23:52に知恩院前店に無事入店。

行列にならんでいるときに、店をまわっていた天下一品の木村社長を間近で目撃。

もしや、これがヤサカタクシーのご利益? 気を取り直して「こっさり並細麺」を注文。
Nothingness of Sealed Fibs-知恩院前2

なんと、うつわの上の方までなみなみとつがれている。普段ならうれしいが、

本日に限っては、食欲がしぼんでしまう。すでに9杯目。麺のすすりすぎで、

ノドのあたりの筋肉が少々痛い。


そして、ついに未体験の10杯目へと北白川総本店に向かうその途中に、

大学時代のサークルBOXに立ち寄って、腹ごなしに4曲ほど熱唱。

総本店には翌日早朝2:07に到着。ラストは「こってり並細麺+ビール」である。


Nothingness of Sealed Fibs-総本店
さすがに総本店のスープはうまい。そして、ビールがなおうまい!!

ビールを飲むと、身体に溜まりまくった塩分がどんどん薄まっていく気がして

気持ちがいい。久々にすがすがしいお酒を飲んだ。もちろんラーメンは完食。


10杯のラーメンを食べたアホ達は、10枚の無料券をもらって上機嫌になりながら、

それぞれの家路についた。でもやっぱりお腹はきつい。


結局、僕はこの一日で何を得て、何を失ったのだろうか?

おそらく僕は、「結局」という言葉がもつ呪縛から抜け出せたのだ。


人生は、「結局」という言葉でまとめきれない何かであるはずだ。

だから、人生に考察はあっても、結論はない。天下一品もまた然りである。


ちなみに僕は、この3日後に最初の無料券を使い、見事、こってりラーメンが映る

プロジェクターライトを当てたのだが、それはまた別の話ということで。

唯一の心残りは、「こっぴりのある北野白梅町店に行けなかったことだが、

また無料券を持って行ってみれば良いだけのことだ。来年はどうなるだろうか。