ギブアップ | 乳がん闘病記

乳がん闘病記

2023年12月、乳がんと診断されました。
備忘録を兼ねて、治療の経緯や治療する中で思ったことなど書き記そうと思います。

日曜日まで個室状態が続きましたが、月曜の朝、ものすごくあわただしくなり、別の部屋からどなたかが移動されるようでした。

そしてあれよあれよという間に空いていた3つが埋まりました。

いきなり満室あせる

 

まあそれはいいのですが、3人ともおばあさんで全員耳が遠く、そして全員自力で立ち上がることができませんでした。

しょっちゅうナースコールが押されて頻繁に看護師さんが来ます。

耳が遠いので、看護師さんの声はめちゃくちゃ大きい。

これ、夜、寝れるのだろうかといやな予感がしました。

 

この予感は見事に的中しました。

斜め前のおばあさんが病室の簡易トイレで用を足す。

ナースコールを押して後処理をしてもらう。

まずこれで目が覚めました。

なんとか寝ようとすると隣のおばあさんの寝息(?)がものすごい。

謎の「はあぁ~~、はあぁ~~」という大声で全然寝られません。

これが2時間おきに行われ、そうこうするうち向かい側のおばあさんに看護師さんが

おしっこしました?

とでかい声で尋ねて起こす。

こうして朝になりました。

 

昼は昼で看護師さんが入れ代わり立ち代わり来て大声で3人に声をかける&3人さんそれぞれにお見舞いの人が来るのでとてもじゃありませんが昼間も寝られません。

斜め前のおばあさんは無意識だと思いますが、独り言が大きく

「あー、しんど。」

「しんどいわあ。」

とネガティブな独り言が多いのでこちらも気がめいって来るし、隣のおばあさんは娘に叱られてるし。

(「お母さん、もっと自分でやろうと思わないと。文句ばっかり言わんとって!」うんぬんかんぬん)

これが毎日退院まで続いたら私逆に具合悪くなっていくかも、と思いました。

実際、朝血圧を測ってもらうと血圧爆上がりでした。

看護師さんは

「あら、血圧高いですね。」

と2、3回測りましたが変わらず。

もう看護師さん、空気パンパンに入れるもんだから指先紫色になってました。

そこでこっそりその看護師さんに

「寝不足と高血圧って関係ありますか?」

と聞いてみました。

看護師さんによると、強いストレスがかかると血圧が上がることがあるとか。

なので、昨日全然寝られなかったことを伝えました。

看護師さんは、今晩も寝られないようだったら部屋を変えることも検討するので言ってくださいと言いましたが、まあ、状況は変わらないでしょうね。

 

夜の9時ごろになり、また今日も寝られないんだろうなーとちょっと憂鬱になっていると、別のベテラン看護師さんが来て

「昨日寝られました?」

と聞いてきました。

この看護師さんは、昨夜3人のおばあさんをずっと看ていた看護師さんでした。

私はブンブン首を横に振って、ほとんど寝られなかったことを告げると

「やっぱりそうですよね。これは寝れてるんかなーと思ってたんですよ。ちょっと今からになりますが、部屋変わりましょうか。」

と言ってくれました。

わーいわーい笑い泣き

 

というわけで、私は急遽別の部屋に変わることになりました。