本格的な診察 | 乳がん闘病記

乳がん闘病記

2023年12月、乳がんと診断されました。
備忘録を兼ねて、治療の経緯や治療する中で思ったことなど書き記そうと思います。

紹介状を書いてもらい、予約もとってもらっていたので大きな病院へ行きました。

そこは6年前、母が乳がんの手術をしてもらった病院です。

多分診てもらえるのも母と同じ先生。

母にこのことを言うと、なんと同じ日に母も診察が入っているとのこと。

「お母さんも一緒に話聞くわ。」

と言ってくれました。

そしてやはり、診てもらうのは同じ先生だということもわかりました。

どうもいろんなところで講演したりもしている、乳がんに精通している先生のようです。

 

当日、病院で母と落ち合うことに。

見当たらなかったのでLINEを送ってみるも既読すらつきません。

しばらく探していると、下から上がって来る母が見えました。

「いやあ、今日、携帯も老眼鏡も全部忘れてん。あんたが乳がんやって聞いてからなんかボーっとしてしまってな。」

と言いました。

だんなも本屋に行ったのに本を買わずに帰って来たり、ボーっとしていたので、《ああ、いろんな人を動揺させてんな、申し訳ないな》と思いました。

 

人気の先生なのもあってか、予約を入れていましたが時間が押しに押して、10時に予約が入っていましたが診察が始まったのは12時半頃でした。

そこで、紹介してくれた病院でのマンモトーム生検などの結果や軽くエコー検査をして、

グレード3

大きさ約3.4cm

ステージⅡa

と告げられました。

癌が活発なので、化学療法で小さくしてから手術でとりましょう、とのこと。

そして今からちゃんとしたエコー検査、マンモグラフィー、レントゲン、CTを受けてきてくれと言われました。

さらに次の日、骨シンチという検査も受けるように言われました。

 

遺伝性かどうかを調べる、BRCA1/2遺伝子検査を受けた方がいいと思いますが、保険が利いても6万するのでどうしますか?とも言われました。

私の代わりに母がすかさず、「ぜひお願いします。」と言いました。

BRCA1/2遺伝子検査は、2020年4月に保険適用になったそうです。

といっても検査を受けたい人全員に保険が適用されるのではなく、

乳がんを発症しており、以下のいずれかに当てはまる

45歳以下の乳がん発症

60歳以下のトリプルネガティブ乳がん発症

2個以上の原発性乳がん発症

第3度近親者内に乳がんまたは卵巣がん発症者が1名以上いる

(他にも条件ありますがここは乳がんに関係する事だけ)

 

この条件に当てはまらないと保険は適用になりません。

 

がん全体のうち、5~10%は遺伝要因が強いとかで、もし私が遺伝性のがんであった場合、子供にもその確率が引き継がれてしまうわけです。

なので子供も乳がんや前立腺がんになる確率が他の人より高くなるので、子供が年をとったらちょっとその辺考えておかないといけなくなるわけなのです。

先生はさらっと、「5~10%と言われてるけど、身内に乳がんの人がいるからもうちょっと確率が上がるかな。50%ぐらいかな。」と言いました。

えっ、めちゃくちゃ上がるやんガーン

 

この検査は血液をとってアメリカに送り、アメリカで検査してもらうとかで、この日はそれ用に血液を採取してもらいました。

 

そしてここから検査のために母と病院内をグルグル回りました。

全部の検査が終わったのは5時前でした。

お昼ご飯食べてないからもうおなかペコペコ。

母が売店でおにぎりとベーグルを買って来てくれて、お会計が済んだ後2人でもしゃもしゃ食べました。

 

子供には健康診断と言ってきたんだけど、一日仕事になっちゃった。

 

【追記】

この日だけでお会計85000円弱でした・・・ゲロー