朝ドラ、ブギウギの劇中で、主人公の恋人が結核の治療も虚しく亡くなろうとしている話が進行中だ。
時代劇や近代のドラマにたびたび描かれて、予後の悪さから死病とされていた病 結核。
結核について調べていくうち、とあるお医者さんの個人ブログを見つけて興味深く読ませていただいている。
結核の病変の見分けとして、脊椎カリエスが在るかどうかの観点から考察して、縄文時代の遺跡からはその痕跡はなく、弥生時代の鳥取の遺跡からは見つかっており
青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡で発掘された5000の人骨で発見された脊椎に拡大した結核感染(脊椎カリエス)の2例、その後の古墳時代の奈良の遺跡からも複数見つかっているということが書かれていた。
大河ドラマで話題の平安時代の物語や日記にも胸の痛みの表現があるのは、心臓病ではなく結核ではないかと思われるとのこと。
この方のブログは読みやすく、
医学のアウトラインについてわかりやすくて学ばせていただいているのだが
医聖ヒポクラテスについても書かれていて、その中で、ヒポクラテスが木陰で医学生に教えを語った木がエーゲ海のコス島のプラタナスで今も保存され、その種子から育てた苗木を元に、日本にもその木が育てられていることが紹介されていました。
医学関連の学校の敷地に植えられているケースが多いそう。
本家の老木は今も大事に守られているとのことで、画像検索すると旅行で訪れた方の写真を見ることができました。
日本で言うところの神代桜みたいに、横に張り出した枝を支えられて佇んでいました。
ヒポクラテス先生は紀元前460年頃を生きた方ですので、そのプラタナスの寿命の長さに驚かされました。