和歌祭に参加!! | 和歌山大学硬式野球部のブログ

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和歌山大学 硬式野球部の試合予定や試合結果を更新致します!

こんにちは( ˊᵕˋ 


梅雨の走りでしょうか、どんよりとした曇り空の落ち着かない天気が続きましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。


さて、私たちは515()に地元和歌山で開催された和歌祭 四百年式年大祭に補助員として参加させていただきました。



前日までの雨もすっかり止み、過ごしやすい気候に恵まれました( ¨̮  


和歌祭は紀州東照宮にて毎年5月、徳川家康公の命日に合わせて実施されます。

今年は創始400年という節目の年でした。スペシャルゲストに松平健さんが登場するなど、記念すべき大祭でした‪( ´~` )‬




和歌浦小学校に集合し、体育館にて白丁に着替えました。みんな初めての服装にソワソワしている様子が伺えましたが、それと同時に始まりが近づく和歌祭を楽しみにしているようでした!



その後、和歌祭の始まりを告げる神輿おろしを拝観しました。108段もの急な階段を駆け降りる姿はすごく迫力のあるもので、激しく右左に倒れる様子、上空に放り投げられる神輿を見て、あちこちから「危ない」や「すご」と言う声が飛び交いました。


私たち人間は何かをする時、限られたの一部を削っています。今回の和歌祭を通じて、和歌祭実行委員の皆さんがこの祭りに命をかけていること、何がなんでも成功させるという執念を持って臨んでいることが感じられました。

その執念があったからこそ、成功させることができたのだと思います( ˊᵕˋ 


そのような姿は私たち和大野球部に感動を与えたと共に、刺激を与えてくれました。

和歌祭にかける想いが周りの私たちにまで伝わるほど強く、素直にかっこいいと感じました。


私たちは絶対に勝つという執念を持って野球に取り組んでいます。リーグ戦とは違い、トーナメント戦である全日本では1戦も負けられません。そのため、勝ちへの執念が大切で、勝ちにこだわる必要があります。

今回の和歌祭への参加によってより一層その必要性を感じ、よい経験になりました!

私たちも想いが皆様に伝わるよう、かっこいい野球人を目指していきたいと感じました。



東照宮からスタートする神輿わたりと共に、自分たちの担当区間までバスで移動しました!

マスクの着用や数台に分かれて乗車するなど、新型コロナウイルス感染症拡大防止にも努めました。



待機している時間にもみんなからはやってやるぞという気合いが感じられました!



毎年神輿を担がれているレギュラーメンバーや高校生から繋がれてきた神輿。

その神輿を見た時には自然と拍手が湧いていました。

沢山の方々の想いが込められた大切な神輿を運ばせていただける機会をいただき、光栄に思います。

そしていよいよ、自分たちの区間です!


まずは1.2kmの距離を「チョーサー」と言う掛け声と共に元気よく神輿を担ぎました‪(*ˊᵕˋ* )

神輿はみんなが想像していたよりも重かったようです。ですが、「さすが大学生や!」と言っていただくことができました!





次の区間も、12回生が高校生の補助として参加し、大学生の意地を見せました!

ゴール地点、和歌山城までの最後の区間も和歌山大学硬式野球部が担当させていただきました( ¨̮ )みんな段々と疲れが見えてきていましたが、残すは1.4km、もうひと踏ん張り!みんなで気持ちを高め合いながら「チョーサー」と言う掛け声も忘れず、最後まで元気に神輿を担ぎ切りました!地域の方と一緒になって、笑顔で汗を流しました。



そして昼食にはゴーゴーカレーさんのカレーをいただきました。

その後、私たちはみんなで協力してゴミの分別をしました!ボーッと次の指示を待っているだけなら、できることをしよう。そう感じた誰かが率先して動きました。

そのような私たちの姿を見て、手伝います!と声をかけてくれる高校生もいました。大学生の姿を見せることができたのではないでしょうか。

ゴミの分別など、誰もがやりたいとは思わないことかもしれません。しかし、私たちはこういう取り組みも必ず野球に繋がってくると思っています。


徳を積む

普段からこのように人として当たり前のことかもしれませんが、ちょっとした事に気を配り、徳を積むことは野球の結果に繋がると思います。

私たちの行動は絶対に誰か見てくれている人がいます!

そして、野球の勝負になった時、野球の神様が味方してくれるはずです!



お昼をいただいた後は渡御行列へ。

渡御行列とは、江戸時代から継承する約40種類の伝統の技が披露されるものです。我々和歌山大学硬式野球部はその前をのぼりを持って歩くなど、様々な役割が与えられました。

それぞれ役割は異なりましたが、一人ひとりが自分の役割をしっかりと理解した上で全うし、それぞれの場所、立場で輝けたのではないでしょうか。





地元和歌山の人はもちろん、約5万人の人が沿道を埋め尽くしていました。その中心を歩き、和歌祭がどれほど地域の方に愛されている祭りなのか、私たちがどれほど重大な役割を担っているのかをひしひしと感じました。

今回の経験は一生の財産になると共に、誇りに思います。

また、我々の姿を写真に写してくださる方、手を振ってくださる方が多くいました。私たちは和歌祭への参加を通じて、地域貢献と共に地元和歌山にパワーや活気を与えたいと思っていました。

しかし、逆に私たちが活気やパワーをいただきました。


和歌祭への参加で、和歌山大学硬式野球部が和歌山県唯一の大学硬式野球部である自覚と責任を再確認できたと感じています。

また、私たちはこれらのパワーを力に換えて、次は我々が地元和歌山に恩返しをする番です!

全日本で、和歌山の名を響かせ、結果として恩返しできるよう精進いたします。




そして無事に和歌祭は終了しました。

1日を通じて、たくさんの人の想いを繋ぐことができたのではないでしょうか。




「貢献感」

私たちは普段から自分の役割は何なのか、何かチームに貢献できることはないかを考えて活動しています。

このように地域に貢献する活動に積極的に参加することで、「応援される」チームを目指しています。

今回、地元和歌山で開催された和歌祭に参加したことで、自分たちが応援していただいていることを感じることができました。

この日感じたことを忘れず、この経験を光らせ、今後の活動に活かしていきたいと思います。



私たちが野球をできているのは決して当たり前ではありません。計り知れない多くの皆様のおかげで私たちは野球をすることができています。

また、今回の和歌祭への参加で、和歌山で野球できていることのありがたみを改めて感じることができました。

当たり前を当たり前に思ってはいけない。

私たちが和歌山で野球できていることは決して当たり前ではありません。

それを実感しているからこそ、日々感謝することを忘れず、結果として恩返ししたいと感じています。



目標『日本一』を掲げ、つい先日そのスタートラインに立った私たちですが、自分たちの力だけでは勝つことはできません。

新チーム始動から、主将金谷を中心に、日々成長してきましたが、それは自分たちの力だけではありません。

その裏にあった見えない力を、自分たちの力に換えてここまで戦い抜いてきました。



私たちはこれまで練習やボランティア活動など、様々な活動を行ってまいりました。これらはすべて全日本で優勝して「日本一」になるための活動です。

ただ単に練習しても意味はなく、成長には繋がりません。毎回の練習やその他の活動、すべてに目的を持って取り組むことが大切だと感じています。

最初は先の見えない取り組みかもしれません。しかし、目的・目標を持って取り組むことで必ず何か得られるものがあります。



日本一に必要なのは決して練習だけではありません。

努力は報われると言う言葉がありますが、報われない努力もあるでしょう。

しかし、それまでの過程には必ず意味があります。

今回の和歌祭への参加も「日本一」への1つのプロセスになったと思います!

私たちはそのプロセスを大切にし、全日本まで残り少ない日数ではありますが、「日本一」に向かってチーム一体となって全身全霊で取り組んで参ります。



今後とも和歌山大学硬式野球部へのご支援ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。



和歌山大学硬式野球部

副務   児嶋ひなた