10月28日をもちまして、2018年度秋季リーグ戦及び第16回大阪市長杯争奪関西地区大学野球選手権大会の全日程を無事終えることができました。
去年の春に続き、3季ぶり2度目となるリーグ戦優勝、そして関西地区大学野球選手権大会に初出場することができたのは、和歌山大学硬式野球部に関わってくださる皆様のお力添えがあったからだと思います。心から感謝申し上げます。
このチーム始動時に"日本一"という目標を掲げて1年が経ちました。今年の春季リーグ戦は5位という不甲斐ない成績に終わりました。そこから、一人一人が自分自身にベクトルを向け、チームに対してどう貢献して行くか、自分の役割はなんなのか、チームが日本一になるために自分にはなにができるのかと全員が考えてやってきました。
そして迎えた秋季リーグ戦の開幕戦では、失策0や瀨古−安田の1回生バッテリーの活躍もあり、守りからリズムを作ることができ、2-1で勝利することができました。その勢いを保ち、紀三井寺でさらに勢いをつけ終盤戦までいくことができました。今リーグ戦の優勝できた最大の要因は、失策数が非常に少なく、投手陣の粘り強い投球もあり、守り勝つ試合が多くできたことだ思います。また、2桁安打で打ち勝った試合や10盗塁を決め走り勝った試合と、様々な勝ちパターンがあり、チームの成長を感じました。
しかし、関西地区大学野球選手権大会では守りから大崩れするなど、自分たちから流れを手放してしまい、1勝も出来ずに終わりました。リーグ戦では守りきれていましたが、関西地区大学野球選手権大会では崩れた守備。ここに和歌山大学硬式野球部が今後、常勝軍団になるヒントが隠されていると思います。
選手一人一人が和歌山大学のグラウンドでの練習の一球も日本一を決める試合の一球も、同じ一球だということに気付けるかどうかだと思います。それに気づくことができれば、どんな環境であろうとも、目の前の一球に対してどう取り組むべきかが自ずと分かります。野球面だけでなく、挨拶や立ち居振る舞いなど普段から何をするにあたっても、"日本一"という指標を持って生活することが重要になってくると思います。
「自分のしたいことより、
嫌なことを優先せよ。
この心構えさえあれば、
道の途中で挫折したり、
身を滅ぼしたりするようなことは
ないはずだ。」
これは私が好きな武田信玄の言葉です。人間は弱いもので苦しく辛く嫌なことがあれば、楽な方へいきたくなるものです。しかし、これは目先の楽さを優先しているだけで、本当の目標を見失っていては、春や秋に泣くほど嬉しいことに出会うことができないと思います。スポーツは結果が全ての世界で辛いこと、どうしようもないことが多いです。しかし、後輩たちには仲間と支え合いながら、嫌なことにでも全力でトライしていき、この冬の期間を思い残すことが無いほどにやりきってもらいたいです。そして、春と秋に2度大きな花を咲かせることを信じて、これからはOBとして支えていこうと思います。
最後になりましたが、たくさんの方々がいつも応援してくださり、球場に足を運んでくださり、私たちと一緒に戦って頂き誠にありがとうございます。また、和歌山大学硬式野球部をこれまで繋いでくださったOB、OGの皆様がいたから私たちが今も野球をできていると思います。本当にありがとうございます。吉野を主将に据えた新チームはもう始動しています。皆様が繋いできた和歌山大学硬式野球部の伝統を受け継ぎ、私たちが成し得なかった"日本一"を後輩たちが成せるよう、今後とも変わらぬご支援・ご声援のほど宜しくお願い致します。
4回生 67期主将 田頭優人
最後に、OB戦のお知らせです。
本年度も昨年度と同様に、今秋引退された4回生とOBの方々で午前・午後と2試合行う予定です!
◯日時:12月8日(土)
午前の部 10時開始予定
午後の部 13時30分開始予定
◯場所:和歌山大学校内グラウンド
です。
お忙しい中ですが、各期の主将主務を中心に、ご参加の集計を11/18(土)に、主務坂田までご連絡下さい。
午前、午後、もしくは全日と、どの時間でのご参加でも構いません。