2018年度春季リーグ 総括 | 和歌山大学硬式野球部のブログ

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2018年度春季Ⅰ部リーグ戦 総括


 2018年度春季Ⅰ部リーグ戦は5月13日をもちまして無事に終えることができました。

この冬の期間は「神宮へ戻る」を合言葉に日々努力を重ねてきました。春連覇、そして日本一を目標に掲げて挑んだリーグ戦でしたが、3勝8敗 勝ち点1で5位という非常に悔しい結果に終わりました。


 春季リーグ戦の始まりは初節2連敗で勝ち点を落とし、出鼻を挫かれる形になりましたが、第2節ではなんとか2連勝で勝ち点をあげました。この勢いに乗っていきたいところでしたが、ここから5連敗という去年の秋にも味わった言葉にならない悔しさを再び経験してしまいました。非常に残念な結果に終わりました。


 しかし、本気で春連覇・日本一をチーム全員で目指し、大学生活の多くを野球に費やし、日々野球の事を考え努力したからこそ、これほどの悔しさ・自分たちの未熟さを痛感することが出来ました。この経験を決して忘れてはいけませんし、忘れることはできません。

 経験を光らすも無駄にするも自由ですが、部員78人全員が経験を意識し観て共有することで色んな化学反応が起き、チームは必ず強くなります。このチームに必要でない人はいない、チームが勝つために自分には何ができるのかを考えることの大切さ、素晴らしさを伝えていこうと思います。



  負ける試合や点を取られているイニングには四死球やエラーが絡み、自分たちから崩れているケースが多く、ここを克服しない限りリーグ戦を勝つことはできません。また一球で決めきる力が弱く、勝機を逃してしまうことも課題です。去年の春、我々が初出場した全日本大学野球選手権大会も、今年は6月17日に東北福祉大学が優勝し幕を閉じました。やはり全国大会のレベルは高く、自分たちから崩れていては勝負にすらなりません。 基礎基本を疎かにせず、直向きに努力していくことで勝負するための土台ができ、ときには運をも味方につける事が出来ると思います。


 しかし、練習やOP戦でできていてもリーグ戦で結果を出せなければ意味がありません。そのためには常にリーグ戦や全国大会、または優勝決定戦をイメージし、日頃の練習からリアリティーのある練習を追求していきます。



  "疾風に勁草を知る"この言葉は去年、副主将としてチームを引っ張っていた池内健人先輩から私たち後輩へ残して頂いた言葉です。『困難や逆境、苦しい時にその人間の真の価値が表れる。そんな状況に直面した時に、まずは人として、学生として、そして野球人として、恥ずかしくない行動の取れる人間になってもらいたい。』といった思いが込められています。

 この人間の真の価値というのは、私生活や日頃の練習へ取り組む姿勢から形成されるものだと思います。私たちは全体練習が週に4回しかないので、一人一人が私生活で何を考えどう過ごすのか、野球に真摯に向き合いきれるか。日頃から己の素直な心を磨き、他の人のことを考える心構えを持つ。この人間力こそが和歌山大学硬式野球部の良き伝統であり、人間力を日々向上させようと考え行動できる者の集団が和歌山大学硬式野球部です。こういった姿勢は必ず“考える野球”に繋がります。和歌山大学で野球ができていることに自覚と誇りを持ち、私たちにしか成し得ない新たな歴史を築いていきます。



 最後になりましたが、いつも多大なるご支援、ご声援頂き誠にありがとうございます。和歌山大学硬式野球部に関わってくださる皆様とあの歓喜の瞬間をもう一度迎えるために、志高く日々精進して参ります。これからも変わらぬご支援、ご声援よろしくお願い致します。


和歌山大学硬式野球部 主将 田頭優人