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新年快楽!(あけましておめでとうございます!)

新年快楽!

この 「新年快楽」(xin nian kuai le) というのは、

中国語での年始の挨拶です。


中国では旧正月(春節)の方が重要なイベントですが、

最近は新年も盛り上がっているようです。



ここで使う「快楽」 は、日本語の意味とは違います。

「楽しく過ごそうぜ!」的な意味なんであります。

旧正月には 「過年好」(guo nian hao) という挨拶をします。
こちらのほうが日本語の「あけましておめでとうございます」に近いニュアンスですが、
これについてはまた旧正月の時期に紹介します。




さて、年始初の投稿でございます。

本年もよろしくお願い致します!!


今年からは中国関連のお話もバンバン書いて行きます!
(同時進行で準備しているブログもあるのでまた近日紹介します)



さて今回は 中国と日本の「食」ついて!


中国料理と日本料理は、共通点もあり、違いもたくさんありますが、
中国と日本の「食」の最大の違いは その「量」にあると思います。


日本人はどちらかというと小食の方が多いイメージがありますが、
中国ではよく食べる方が多いというイメージがありますよね。

大袈裟でもなんでもなく皿と皿の間に皿を重ねるくらいテーブルに溢れんばかりの料理が並ぶんです。

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自分の体験ですがこんなエピソードがあります。


2002年頃、中国の音楽関係の友人数人が「日中文化交流」と称して、
日本に招待された事があるんです。


一週間程度の滞在だったのですが
僕も途中から合流をすることになり、先に現地入りしているメンバーに電話で連絡を取ったんです。


その時の友人の第一声が


「腹へって死にそう」



えっ なんで? 食事付きじゃないの!?

と、聞くと、


「日本人っていつもあれだけしか食べないのかよ!?!」


「なんか昨日も外務省のお偉いさんと食事することになったんだけど、
机の上に小さい皿がちょこっと並べてあって、ビールも2~3本くらいあるだけで、やけに料理くるの遅いなぁと思ってたんだけど、

そのお偉いさんが俺たちに


「さぁ遠慮なく食べて飲んで下さい」


って

言うんだよ!

日本ではあの量が普通なの!?」



とのこと。(笑



多分懐石料理的なものを出されたんだと思いますが、
確かに中国の感覚で考えると信じられないくらい少ないと感じるんじゃないでしょうか?


しかも中国では、接待する側は相手が残すくらいの料理でもてなす習慣がありますので、小皿で小出しにされてビックリしたんだと思います。



僕も初めてその友人の実家に遊びに行った時には
本当に動けなくなるくらい食べさせられました。


中国ではお椀を空にしてしまうと、
「あ、このひとまだ足りてないんだ。」 って受け取られて


「これも食べなさい」 「これは美味いから」

と、またお椀をいっぱいにされてしまうんです。




頭では「中国で接待されたら残さないとダメ」と分かってはいても、 やはり日本人として「残す」事に罪悪感を感じてしまいます。(笑



そんなこともあり、その友人を僕の家に招待した時には食いきれないくらいの料理を用意してあげました。


未だに
「日本に行ったとき腹いっぱい食えたのは武田んち行ったときだけだよ」
って言われます。(笑



最近は中国に進出する日本のチェーン店も増え、日本のラーメンなども中国で人気があるそうで、日本食に接する機会は増えていると思います。

今の中国の若い世代では 「客が残すまで料理を出し続ける」 という考え方はあまりないかもしれません。
食べ残す習慣が嫌いな友人もたくさんいます。


最近知ったんですが、スペインなども食べ残す習慣があるみたいですね。
また、宗教上の理由で必ず一口食べ残す国もあるんだとか。



さて中国の「食」に関するお話はまだまだたくさんありますので、また紹介します!