中国のヘアサロンでの思ひ出
中国の美容院で髪の毛を切りに行くと、かならず頭皮マッサージをしてくれたり、座ったまま水を使わずシャンプーしたりとか、日本と違う所は結構あるのですが、
今回は、僕の中国の美容院での思い出をお話します。
僕は北京に住んでいる時、ずっと長髪でした。
「もっと色んな髪型試してみたいけど、俺は髪の毛短くなったら似合わないんだろうなぁ」
と勝手に思い込んでいた時期があったので
美容院に行っても全体的に整えるとか、ストレートパーマかけるとか、色を染めるとかぐらいで終わってたんです。
バンドやっていた時期は友達もみんな長髪だったので特に気にしてなかったのですが、
ある日バンドメンバー二人が、いきなり髪の毛をばっさり切って
サワヤカンチャイニーズ
になってたんです。
なんだか自分だけ取り残されたような気分になって(笑)あわてて理由を聞くと
「長髪はもう古い!北京のミュージシャンはみんな古くさい長髪ばっかりだ! 」
「お前も日本人なんだから日本人らしい髪型にしろよ。」
と説教されてしまいました。
実は長髪は辞めたいと思いながらなかなか勇気がなくて、この件を機にバッサリ髪の毛切るつもりだったんです。
でも最後にバッサリ髪の毛切る前にどうしても試しておきたい髪型があったんです。
それは....
「ドレッドヘアー」!
こんな髪型です。 写真はかのボブ・マーリィ
自分には絶対似合わないと思うけど、どうせ短く切る予定なんだから、この機会に一度ドレッド試してやる!
この機会逃したら一生こんな髪型を試す事はできないはず!
どうせ切るんだから、長髪最後の思い出にドレッドヘアーにしてやる!
失敗しても構わん!
という気持ちで、決心。
まずはドレッドヘアーが出来る店を探すことにしたのですが、
さっそく
「ドレッドヘアーって中国語でなんて言うんだ?」
という問題にブチあたりました。
(あとあと調べたら該当する言い回しがあったんですが忘れた。)
僕が北京住んでいた当時、中国ではドレッドヘアーの事を知っている人はほとんどおらず、しかもドレッドヘアーが作れる美容院なんてなかったんです。
(もしあったらごめんなさい。 でもひょっとしたら今もないかも。 )
友達に聞いても
「知らん。」
「こんな髪型アジア人が似合うわけないじゃんか」
「これボブ・マーリィじゃん」
中国の友達はボブ・マーリィは知っているが、ドレッドヘアーという存在のことは知らないみたい。
しょうがないので
その後色んな美容院を歩き回って直接聞いてみることにした。
「こんな髪型にしたい」 ってイメージ写真(ボブ・マーリィ)を持って行っていくのだが、
どの店も
「知らない」
「やったことない」
「あっ、これボブ・マーリィじゃん」
(だから見て欲しいのはボブ・マーリィかどうかじゃなくて髪型!)
と言われて終わる。
なんでお前らボブ・マーリィの事知ってるくせにドレッドヘアーの事知らないんだよ!
ちょっと高級そうなヘアサロンに行っても
「えぇ!? あなたこんな乞食みたいな髪型にしたいの!?」
「きゃー 汚いじゃない!」
って驚かれる。(涙
やっぱり中国ではドレッドヘアー無理かぁと思ったが、結構あきらめの悪い性格なので
「こうなったら、方法をネットで調べて、その方法を知り合いの美容師さんに頼んでやってもらおう」
という結論に行き着く。
(ここであきらめればよかったのに...)
ひとくちにドレッドヘアーと言っても、色んな種類があるんですね。
作り方も色んなやり方があるみたいですが、すぐ出来そうなやり方でお願いする事に。
髪の毛を一束一束編み込んで、それを逆立てるようにガリガリ削りながら、余計な毛先はちょいちょい燃やしながら形を整えていく。
「あ!ごめん痛かった!? でもこんなことやったら髪の毛痛んで戻せなくなるよ。いいの?」
と作業中に何度も言われる。
結局2~3人がかりで5~6時間くらいかかってなんとか仕上げてくれた。
(ご協力してくれたみなさんに感謝です!)
根元をしっかり作ってもらって見た目はなかなかいい感じに仕上がった。
初めてにしては、いい出来だと思ってました。
が、
数日経つとどんどんひどいことに。
ドレッドヘアーは、基本洗わない(洗えない)髪型なんです。
それでも頭がかゆくなるのは嫌だからちょいちょい気をつけて洗ってたんですが、もともとしっかり出来たものじゃないからどんどん崩れてくるんです。
しかも僕が誕生日迎えた日に、ドレッドの中にケーキを練り込まれました。(涙
中国の誕生日では、ケーキを顔にぶつけたり投げ合いする習慣があります。
(この習慣、僕の友達の間だけかもしれないですが。)
僕の誕生日の時も例外ではなく、ケーキが出て来た瞬間に顔にぶつけられました。
その時は酔ってたからワイワイ楽しくやってましたが家に帰るとドレッドの編み込んだ髪の毛の中にもケーキを発見。。。。!!!(涙)
結局1ヶ月くらいでバッサリ切りました。
ドレッド作ってもらった美容院で切りましたよ。
「やっぱり」って顔されましたけど(笑)
元に戻すのも大変で、3時間くらいかけて解いたあと、
髪の毛の汚れは相当ひどいものでした。
切り終わった跡、髪の毛をガシガシ洗った時は最高の気分でした。
なんか自分の体験談だけになってしまいましたが、
中国でのヘアサロンというとこの事を思い出します。
今回は、僕の中国の美容院での思い出をお話します。
僕は北京に住んでいる時、ずっと長髪でした。
「もっと色んな髪型試してみたいけど、俺は髪の毛短くなったら似合わないんだろうなぁ」
と勝手に思い込んでいた時期があったので
美容院に行っても全体的に整えるとか、ストレートパーマかけるとか、色を染めるとかぐらいで終わってたんです。
バンドやっていた時期は友達もみんな長髪だったので特に気にしてなかったのですが、
ある日バンドメンバー二人が、いきなり髪の毛をばっさり切って
サワヤカンチャイニーズ

なんだか自分だけ取り残されたような気分になって(笑)あわてて理由を聞くと
「長髪はもう古い!北京のミュージシャンはみんな古くさい長髪ばっかりだ! 」
「お前も日本人なんだから日本人らしい髪型にしろよ。」
と説教されてしまいました。
実は長髪は辞めたいと思いながらなかなか勇気がなくて、この件を機にバッサリ髪の毛切るつもりだったんです。
でも最後にバッサリ髪の毛切る前にどうしても試しておきたい髪型があったんです。
それは....
「ドレッドヘアー」!

こんな髪型です。 写真はかのボブ・マーリィ
自分には絶対似合わないと思うけど、どうせ短く切る予定なんだから、この機会に一度ドレッド試してやる!
この機会逃したら一生こんな髪型を試す事はできないはず!
どうせ切るんだから、長髪最後の思い出にドレッドヘアーにしてやる!
失敗しても構わん!
という気持ちで、決心。
まずはドレッドヘアーが出来る店を探すことにしたのですが、
さっそく
「ドレッドヘアーって中国語でなんて言うんだ?」
という問題にブチあたりました。
(あとあと調べたら該当する言い回しがあったんですが忘れた。)
僕が北京住んでいた当時、中国ではドレッドヘアーの事を知っている人はほとんどおらず、しかもドレッドヘアーが作れる美容院なんてなかったんです。
(もしあったらごめんなさい。 でもひょっとしたら今もないかも。 )
友達に聞いても
「知らん。」
「こんな髪型アジア人が似合うわけないじゃんか」
「これボブ・マーリィじゃん」
中国の友達はボブ・マーリィは知っているが、ドレッドヘアーという存在のことは知らないみたい。
しょうがないので
その後色んな美容院を歩き回って直接聞いてみることにした。
「こんな髪型にしたい」 ってイメージ写真(ボブ・マーリィ)を持って行っていくのだが、
どの店も
「知らない」
「やったことない」
「あっ、これボブ・マーリィじゃん」
(だから見て欲しいのはボブ・マーリィかどうかじゃなくて髪型!)
と言われて終わる。
なんでお前らボブ・マーリィの事知ってるくせにドレッドヘアーの事知らないんだよ!
ちょっと高級そうなヘアサロンに行っても
「えぇ!? あなたこんな乞食みたいな髪型にしたいの!?」
「きゃー 汚いじゃない!」
って驚かれる。(涙
やっぱり中国ではドレッドヘアー無理かぁと思ったが、結構あきらめの悪い性格なので
「こうなったら、方法をネットで調べて、その方法を知り合いの美容師さんに頼んでやってもらおう」
という結論に行き着く。
(ここであきらめればよかったのに...)
ひとくちにドレッドヘアーと言っても、色んな種類があるんですね。
作り方も色んなやり方があるみたいですが、すぐ出来そうなやり方でお願いする事に。
髪の毛を一束一束編み込んで、それを逆立てるようにガリガリ削りながら、余計な毛先はちょいちょい燃やしながら形を整えていく。
「あ!ごめん痛かった!? でもこんなことやったら髪の毛痛んで戻せなくなるよ。いいの?」
と作業中に何度も言われる。
結局2~3人がかりで5~6時間くらいかかってなんとか仕上げてくれた。
(ご協力してくれたみなさんに感謝です!)
根元をしっかり作ってもらって見た目はなかなかいい感じに仕上がった。
初めてにしては、いい出来だと思ってました。
が、
数日経つとどんどんひどいことに。
ドレッドヘアーは、基本洗わない(洗えない)髪型なんです。
それでも頭がかゆくなるのは嫌だからちょいちょい気をつけて洗ってたんですが、もともとしっかり出来たものじゃないからどんどん崩れてくるんです。
しかも僕が誕生日迎えた日に、ドレッドの中にケーキを練り込まれました。(涙
中国の誕生日では、ケーキを顔にぶつけたり投げ合いする習慣があります。
(この習慣、僕の友達の間だけかもしれないですが。)
僕の誕生日の時も例外ではなく、ケーキが出て来た瞬間に顔にぶつけられました。
その時は酔ってたからワイワイ楽しくやってましたが家に帰るとドレッドの編み込んだ髪の毛の中にもケーキを発見。。。。!!!(涙)
結局1ヶ月くらいでバッサリ切りました。
ドレッド作ってもらった美容院で切りましたよ。
「やっぱり」って顔されましたけど(笑)
元に戻すのも大変で、3時間くらいかけて解いたあと、
髪の毛の汚れは相当ひどいものでした。
切り終わった跡、髪の毛をガシガシ洗った時は最高の気分でした。
なんか自分の体験談だけになってしまいましたが、
中国でのヘアサロンというとこの事を思い出します。