三秋茶會のお茶席
私が担当したのは、『白月席』
今回は会場である霞月坊さんの月を頂いて
各茶席に月という文字を入れました
秋の色でもある白を基調に、丸いガラステーブルをお月様に見立てての設え。
お茶席を考える時に、何から選ぶかは時と場合により全く違いますが
今回に限っては自身のテーマに添って案出し、色から取組んでみました。
お茶は台湾の文山包種茶、花のような香りが特徴のお茶をどうやって生かすか。
設えと同時に考えるので、頭の中は同時進行しながら
作業を進めていきます。
お茶席の作り方は、ヒトそれぞれなので正解も不正解もないわけですが
一緒に活動しているSとも、設えの作り方や考え方は違い
それがまた新鮮であり面白いところでもあるわけです。
昼間の茶會は1席の人数が少なかったので、
少し高さのある大き目の杯、香りが残りやすい杯を選んでみました。
文山包種茶の香りを存分に感じて頂けていたら嬉しいですね♪
お茶に合わせて、温度調整も必要なのでガラスの茶壺するなど
いろんな角度から考える力は、お茶席の設えをするようになって
少しづつ養われている気がしてます(笑) ←そういう事にしておいて下さいね(^^)
夜の月光茶會では、同じ設えのままお茶をチェンジしており
人数も変わるので、茶器の変更が必要になってきます。
実は淹れるお茶も、直前までいろいろと試してみて迷ってたんです~
最終的には、他の茶席との全体のバランスも考えて決めていく感じです
選んだお茶が合歓山烏龍茶と月光白(2008年)
台湾にある合歓山は冬季は雪化粧が見られることから
「雪郷」の呼び名があるくらいの高い山
天気が良ければ毎年4月から6月にかけて夜空に南十字星が 見えるようです。
星がきれいに見れるくらいですから、きっと月も綺麗に見えるはず・・・ですよね~
月光白は、その名も月光茶會というくらいですから外せなかったのですが
もう一つのお茶席で今年の月光白をお飲み頂くので、
こちらでは2008年ものにして飲み比べをして頂く形にしました。
夜なので、月の月面が浮かぶようなイメージにしてみたつもりですが、
普段はなかなかお茶會での、設えについてお話し機会もないので
少し語ってみました♪
今回、素敵な写真を撮影して下さったKanaeさん
又、夜の茶会の夢を実現させてくれた霞月坊オーナーのEriさん
本当に本当にありがとうございました!!