自分の生き方を振り返って思うところがあって綴った懺悔をここで供養させていただきます。
まじめにやることを、どこかで笑っていた。
必死な姿を見せるのが格好悪いと、勝手に決めていた。できない理由とやらない理由を探すのはうまくなったが、やり切るための努力を本気でしたことがあっただろうか。
それを「自分らしさ」だと呼んできたのは、怠慢にそれらしい名前を与えただけのことだ。
やらない理由は、いくらでも並べられる。要領が悪いとか、環境が悪いとか、誰もわかってくれないとか。だが、そう言い訳を積み重ねていくうちに、いつのまにか本当に何もできない人間になっていた。やろうとしてもできない。自分で自分を甘やかした結果を、現実が静かに突きつけてきた。
それでも笑ってやり過ごした。どうせ全部たいしたことじゃないと、頭ではわかっていても逃げた。そして今、何も背負わずに済ませてきた己が、まわりまわって一番重くのしかかることを知った。
引き受ける現実もなしに理想を語って来た己。
誰かのせいにしてしまいたいが、ここが地獄だというなら、わたしこそが地獄を望んだんだと認めなければそろそろいけない。
中途半端な人間のまま乗りかかったが最後、どうせ元のままでは帰れない。進まねば。
他人が宣う地獄の先に春を見ることができると信じて。
-ふらふら笑ったあなたへ-
次はフィボナッチさんです。お楽しみに。