お久しぶりです。Prof.Kです。何とか生きています。ピンチヒッターとして久しぶりの登場です。

今回は、探し物の話です。

「探し物は何ですか~、見つけにくいものですか~、カバンの中も、机の中も・・・・・」(「夢の中へ」井上陽水)

(知らんやろ)

 

あなたは大事なものを探しています。今日一日かかって大方探したこの部屋にはどうやらそれがなさそうである。

だから明日はほかの部屋を探そうと思っている。

 

これはだめです。何がダメか。

「大方」「なさそう」で、次の部屋を探し始めようとする。次の部屋も「大方」さがして「なさそう」であれば、もう一度、今度はくまなく探さないといけない。本当にそれを見つけたいのであれば、徹底的に探し、そこにないのならないとわかってから別の場所を探すべきである。

 

研究において、ネガティブデータは重要である。「そこにない」とわかることは、別の場所を探せ、という明快な指示である。探し物があって、それを探す場所が有限であった場合、探したその場所にはないと知ることは、探し物が見つかる可能性を高める。

 

実験をデザインするときは、そこにそれがあったときのみ情報が得られる実験よりも、そこになかった場合にも、それがそこにないことがわかる実験を計画しよう。

 

自然科学の実験系研究においてはネガティブなデータは公開され、コミュニティーに共有されることは極めて稀である。

それゆえ、ネガティブデータの蓄積のある研究室(研究者)は有利である。

また、かれらが有利であることを外部者がうかがい知ることは極めて困難である。

 

うまくいかなくても、「ほしいものはここにはない」とはっきりいえるところまでやろう。

気分に任せた場当たり的な探し物は、早々うまく見つかるものではない。

 

次の執筆者は、久しぶりのヤツメさんにお願いしたいと思います。

多分ヤツメさんは最後です。探し物は見つかりましたか??