テニスを楽しむ禁断の48手 その14 筋肉の瞬発力 | ワールドテニススクールBLOG
こんにちは!
 
石井です。
 
 
 
流れ的にはフォアハイボレーなんですが
 
日が空いたので復習がてら筋肉の話です。
 
 
 
運動連鎖という言葉を聞いた事ありますでしょうか
 
動きの連鎖で末端のスピードを上げる
 
みたいな感じです。
 
例えば、
 
腕を振る際、腰を回してから腕を動かす
 
的なやつです。
 
腰からの連動で腕がより速く動くから
 
連動は大事
 
って思いがちですが
 
テニス的には間違った解釈になります。
 
 
 
腰が横向きの状態だと打球方向にスイングしにくいので
 
腰を回す必要はあります。
 
でも、
 
腰を回すスピードはスイングに影響しないです。
 
それどころか、
 
スイング初動から身体を積極的に動かすと
 
ラケットの遅れが生じやすいので
 
一番大事なインパクトでラケット先端の走りが悪くなる可能性大です。
 
 
 
腕が動かしやすい状態を作る必要はあるので
 
身体は動かさないといけませんが
 
パワーの補填という使い方はしません。
 
身体を使って腕を動かすのではなく
 
腕を動かしやすいように身体を逃がす。
 
これが身体の使い方です。
 
 
 
速く腕を動かす際に
 
速く腰が回らないと邪魔になるので
 
感覚的には腰の動きが腕のスピードに貢献してるように感じるかもです。
 
でも貢献しません。
 
 
 
そもそも初動はゆっくりが鉄則です。
 
ゆっくり動かす事で筋肉の出力が抑えられます。
 
出力が1から10まであるとします。
 
出力2で振り始めて打点で10にすると
 
差異の8がパワーになります。
 
身体を使って積極的に初動から速く動かそうとすると、
 
腕筋出力が5になります。
 
すると、打点で10出力しても得られるパワーは差異の5です。
 
スピードは差異です。
 
筋力が少ない子供がバカっ速い球を打つのは
 
筋力の差異を上手い事大きくしてるからです。
 
打点で一気に大きな差異を生じさせる事でラケットのスピードを出します。
 
初動ではゆっくり動かすので
 
身体を使って動かす必要はないです。
 
 
 
ようやくここから本題です。
 
ではどうやって瞬間的に大きな差異を生じさせるのか。
 
 
 
筋肉はざっくり2層構造になってます。
 
まずは赤い筋肉で動かします。
 
もっと出力が必要となったら白い筋肉が動きます。
 
ここで問題なのが
 
動かそうとする(ポジティブな)動きでは出力が最大にはなりません。
 
ラケットの重さじゃ負荷が足りないんです。
 
でも、
 
負荷を増やしたらケガするんで楽して瞬間的に出力を出します。
 
それが止めです。
 
負荷になる止め方は勿論ダメですが
 
回旋だけ止めて運動エネルギーは流すので負荷にはなりません。
 
固定の力を赤と白両方の筋肉で行うので
 
パワフルかつスピード抜群になります。
 
最初にこれを練習すると筋肉痛になる人が多いです。
 
それだけ普段白い筋肉を使ってない打ち方をしてるって事なんです。
 
でもそれは伸びしろなので筋肉痛になったら上達のサイン!
 
分かりにくいので今度動画で詳しく説明しますね。
 
 
 
というわけで、
 
今回はざっくりですが出力を上げる為の筋肉の使い方を紹介しました。
 
初動はゆっくりで出力を抑えて
 
止めの要素を入れて瞬間的に出力を上げる。
 
出力差異を大きくしてハイパワー・ハイスピードを実現!
 
慣れると出力を上げる時間も一瞬なので疲れないです。
 
分からない事があったらコメントお待ちしております。
 
 
 
じゃあ今回はここまで。
 
バイバイ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



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