この前、お話をしている中で、ハンガリーと日本の相違点を探していたのだけど
その中でも、健康診断というのが面白いなと思うことがありました。
大学院を修了して社会人になってから、毎年人間ドッグを受診しているのだけど
それは留学を開始しても変わらず、コロナ禍で日本に帰国出来なかった期間を除いて、夏に帰国する度
健康である事を確認する為に、毎年人間ドックを受診をしています。
そしてオペラで働き始めてから、オペラでも毎年、年度終わり前の3月〜5月にかけて健康診断があるのだけど
それが、日本で働いていた頃の「職場の健康診断」とは違うなと。
日本は勤務時間中に、検診センターないし検診出来る病院に行って、半日なり1日で全部診てもらって終わりだったはず。
オペラにはドクターがいるので、そのドクターと「健康ですか?」「はい、元気です」みたいな診察を最終的にしてもらうのが、私の理解している「健康診断」で
その診察の為に必要なデータとして、血液検査、尿検査、歌手は肺を使う仕事なので、肺のエックス線写真等の「データ集め」を事前にしておく必要があります。
血液検査をしてもらう為に血液ラボに行き、尿検査をする為に尿をラボに提出し、放射線写真施設?に写真を撮りに行き...という、ブダペストの中を行ったり来たりで、1箇所でデータは集まりません。
ハンガリーの健康保険に加入しているし、全部公立の医療機関に行くので、放射線施設以外は無料なのだけど、だとしても1箇所で終わらない&1日で終わらせるのは、ほぼほぼ不可能。
オペラで働く前、「血液検査と尿検査、肺の写真を含む健康診断の結果?を出してください」みたいな指示をもらった時に
日本の人間ドッグのデータを翻訳しようと思ったら、そもそもの分析内容が足りなかったり、多かったりしたので
実費でお金をお支払いして、私立の医療機関の「就労前の健康診断プラン」みたいなのを利用したのだけど
そこでは一応一通りの健康診断は出来たものの、日本の人間ドッグみたいな検診内容ではなく。
東洋医療には「未病」という考え方があると、昔、何かのCMで見たのだけど
「健康である事を確認する」というよりは「病気を事前に見つける」為の人間ドッグがあるのは、それゆえかなと。
何か症状が出てから、調子が悪くなって初めて「検査をする」のが西洋医療の考え方なのかなぁ、わからないけど。
留学開始1年目に、ハンガリー人のお友達との夏休み前のやり取りで「健康診断の予約は完了したんだ〜」みたいな事を言ったら
「え!何か悪い病気だったの?全然知らなくてごめん!」みたいな反応を最初にされたのを思い出しました。
今は「毎年の奴ね〜。今年も健康をチェックしてきておくれい!」みたいな感じで流してくれるけども。
そんなやり取りの中で、オペラの健康診断でのデータ収集中の尿検査で、びっくりした事を思い出しました。
ラボに到着して、受付でTAJカード(健康保険証)を出すと
「持ってきてる?」と聞かれて「いや、ないです。容器持ってないんで」と答えると、空の蓋付きプラスチック容器を渡してくれるんだけど
周りをよく見ると、受付と同時に持参している人たちも沢山いるの。
しかも、ジュースのペットボトル等で持参してるの!
初めてその光景を目の当たりにした時「そんな容器で、結果の数値に影響出ないんか...?そもそも気にしてないんか...?」と気になって気になって仕方なかった事を思い出しました。
今年のデータ収集活動中、隣の窓口でそのようなやり取りを見ても「おー!今回もいるね!」とちょっと楽しんでいる自分がいたのだけど
この話をすると、大体の人が困惑しているのを感じます。
そして、その困惑した表情を見ながら「光景に慣れた」というだけで、「染まる」事との境界線はしっかり持っていたいと思いました。
そういえば8月20日は、ハンガリーの建国記念日でした。
ハンガリー、お誕生日おめでとう!
さぁ、建国記念日も過ぎたからいよいよ新年度も始まるし、夏も終わる!