日本にいる頃から、曜日感覚のない日常を送っているので


日頃から、曜日と日にちを何度も確認して、把握するように心掛けているのだけど


何故だか昨日が日曜日だった感覚が抜けなくて、変な感じ。


ここ最近ずっと寒かったけど、昨日は半袖でも暑いと感じるくらいのとてもいいお天気で、予定も無かったので


「何もしない」をする為に、久しぶりに目的なく、のんびりお散歩出来たからかな。


曜日感覚がないと感じるのに、休日=週末という感覚も同居してるの、なんだか不思議。


目的ないお散歩、となるといつもドナウ川に向かって歩いてしまうのだけど


氾濫してるドナウ川、想像していた以上に凄かったです。


大きく浸水被害が出ている街や場所、私の周りでも氾濫の影響で途中の交通手段が寸断されててリハーサルに来れていない人もいるけど


幸い、ハンガリーでは死者や行方不明者は出ていないみたい。


それでも昨日の朝5時、最高水位830cmに到達したみたいで


私が行ったのは午後だけど、それでも凄かったです。


普段見慣れている様子とは大きく違って、言葉の通りドナウ川が大きくなっていて


水の流れも速いし、時々大きな流木が一緒に流れていて、普段以上にコーヒー牛乳みたいな色をしていて


でも遠くから見たら、太陽がキラキラ水面に反射してる、普段通りのドナウ川に一瞬見えなくもなくて。



川沿いの砂利町の遊歩道とか、車道、歩道は完全に水没。





乗ってるだけで綺麗な夜景が2番トラムも、線路が水没。


鎖橋の袂部分のトンネルは、ほぼ完全に水没してました。


それに伴い、2番トラムは一部区間運行中止。

BKKの「入っちゃ駄目」テープがあるものの、線路が歩行者天国みたいになってて、私も歩きました。




今回、お散歩しながら見ていて、凄いなぁ思ったのは土嚢。


国会議事堂、内覧ツアーのチケットセンターやお土産屋さんが、国会議事堂の建物の地下部分にあって


どういう状況になっているんだろう...って思ってたけど、営業してました。


防水扉の向こうはこんな状態なのに


防水堤と土嚢で、一切の水の侵入を許していませんでした。


他にも土嚢を積んでいる場所が幾つもありました。


水害の時に土嚢を積んで水の侵入を防ぐというのは、万国共通なんだなぁと思いました。


そして、ハンガリー語で洪水はÁrvíz、Ár(流れる)víz(水)、土嚢がhomokzsákで、Homok(砂)zsák(袋)という事を知りました。


Árは、普段生活する中でよく遣う「価格」とか「値段」という意味しか知らなかったけど


それらも水と同じで変動するものだからなのかな?


日々の暮らしの中に、教科書がたくさん。


先生たちが教えてくれたように、音楽の教えこそ、暮らしの中にたくさん隠れてるからこそ


日々の暮らしを丁寧に心がけたいと思います。