普段、スポーツ観戦はしないのだけど、今はパリにてオリンピック中。
連日、ハンガリー人とハンガリーの試合について盛り上がっているここ最近。
時差がないからこそ、夜に行われる固唾を飲むような試合は、リアルタイムで楽しめるのだけど
公演中も、休憩時間はみんなでYouTubeのライブ配信を見ていて
小さい携帯画面に齧り付いて、試合観戦・応援をしています。
ハンガリーは金メダルを3つ獲得しているのだけど、その3回とも、獲得した瞬間をみんなと一緒にいて
その時の緊張感、そしてみんなが喜んでいる様子は、それはそれは、すごかったです。
日本が銀メダルだった、フェンシング男子エペ団体戦。
対戦相手はハンガリーで、即ちハンガリーが金メダルだったのだけど
試合前は「決勝は日本とハンガリーだね!日本もいい試合してたけど、うちのチームは強いよ!」ってお話していました。
フェンシング男子エペ団体の翌日、女子サーブル団体では
日本がハンガリーを下して準決勝進出を決めて、銅メダルを獲得したことを喜んでくれている人もいて
なんだか嬉しいなぁと思いました。
まだまだ続くオリンピック期間、もう暫くみんなとハンガリーの試合観戦の日々が続きそうです。
時差がないから寝不足にはなる心配がないけど
ハラハラドキドキして、心がもたなさそう。
あと、日本で話題になっている「無課金おじさん」こと、射撃の混合エアピストルにて銀メダルを獲得した、トルコのユスフ・ディケチュ選手。
ここハンガリーでも同じだそうで。
ハンガリーだけではなく、多くの国で話題になっているみたい。
「無課金」というネーミングに笑ってしまったけど...
ルールも含めて射撃の事を何も知らない私が見ても感じた、ユスフ選手の無駄のない完璧な立ち居振る舞い。
あれこそが、私も目指すべき境地だと思って、何度も何度もユスフ選手の射撃シーンを再生して見ているのだけど
無課金と言われる所以の自然体。
無駄なく、入るべき所に力がきちんと入っていて、その力も多すぎる事も少な過ぎる事もなく、逆に脱力すべき所はきちんと力が抜けていて、抜けすぎている事も抜け足りない事もなく
弓道をやっていた時に何度も練習した「型」みたいなものをそこに感じて
呼吸のタイミング、目を開くタイミング、身体的な軸、精神的な軸
歌・音楽をする時、私自身が目指すべき境地と感じました。
歌う時の「自然体」は常に心掛けているけど、その先もちゃんと具体的なものが無いと駄目だと、ふと思いました。
試合そのものはもちろんだけど
それ以上に、歌や生活に関するヒントがいっぱいで
競技や試合内容関係なく、オリンピック観戦、楽しいな。