最近、なんだか過去ばかり懐かしんでるように感じるけども...。


新しく12人の方々が人間国宝に認定された、というニュースに


とても温かい気持ちになりました。



金剛永謹先生は、実は京芸にもお能を教えに来て下さっていて


先生の授業は本当に面白くて、何より先生のお声は心が柔らかくなるようなお声で、先生のお人柄というか、お茶目さというか、本当に楽しい授業だった事しか覚えてないです。


「せっかく京都で、しかも西洋音楽を学ぶ学生をしてるんだから、より西洋音楽を学ぶ為にも、意識的に日本文化に触れて、学ぶ事をしないと駄目な気がするなぁ」


と思った事がきっかけで、そんなフワフワした理由で履修してた先生の授業。


だけど、先生の授業を受けたことがきっかけで


恥ずかしながらお能に流派があることや、初めて金剛能楽堂というものを知ったし


生まれて初めて能楽堂でお能を観たのも、先生の授業がきっかけで


金剛能楽堂で金剛先生と、息子さんの舞台を観ました。


いつも物腰柔らかくて、柔和なお声とお顔の先生が、舞台ではより柔らかく、そして強く、一層輝いていて、当たり前だけど身体の軸も全くブレず。


金剛能楽堂でしかお能を観たことないのは、ある意味とっても贅沢な事なのかも。


それに、授業の際にはご自宅からお面を持って来て下さったり、実際にお面に触らせて下さったり、本当に楽しかったです。


先生が仰っていた


「一般的に多くの人が口にする"能面みたいな顔"という表現は、お面に失礼なんですね。能面は表情こそ動かないけれど、とても表情豊かなものなんですよ」


という言葉が忘れられなくて


それまでお面に対して、ぼんやりと「怖い」という印象しかなかった私にはとても衝撃的で


だからこそ表情について興味を持ったし、自分自身が「表情豊か」である事にこだわるきっかけの一つになったし、


実際、先生の舞を見た時にそれを理解したし


同じ事を大好きなディズニーランド・シーにて、パフォーマンス中のミッキー・ミニーに対しても、同じように通ずるものを感じました。


もちろん、先生の授業・舞台から学べた、オペラや歌に通ずるものは本当に沢山ありました。


そんな先生から授業を受けれて良かったなぁ、と卒業後も時々思い出す事があったのだけど


今回、人間国宝に選ばれたというニュースを見て


改めて素敵な先生、授業、そして何より京芸が学生に与えてくれていた、学びの環境は本当に素晴らしかったなぁと。


そんな事をニュースをきっかけに思い出して、ここ数日、いろんな気持ちに浸っていました。


そして何より、ニュース映像での全くお変わりのない姿とお声にほっこり。


私も、一つ一つ真摯に向き合って、毎日の積み重ねを忘れずにいたいなと。


それはそうと、明後日からはもう8月とは。


小・中・高校生の頃のような、膨大とも思える宿題こそないものの


なんだか、半分以上終わってしまったと感じる夏に、焦りを感じてしまうのはなんでなんだろう。


大人は子どもの頃のような「夏休み」がないはずなのに、なんだか「7月と8月=夏=夏休み」と捉えていて


やる事はあるものの、宿題はないのに「何もしてない!何も出来てない!」と焦っています。本当、宿題なんてないのに。


この夏、何もないけど何が出来るかな。


そういえば、今日は土用の丑の日。


この前食べた、フワフワで美味しかった鰻重の写真を見つつ


今夜はお家でうなぎ茶漬けを食べようと思います。




全然関係ないけど、今日まで福岡で開催されてた世界水泳。


昨日の試合で、ハンガリーが水球男子にて優勝したみたいで


Facebookのタイムラインに「おめでとう〜!」とか「誇らしい!」という祝福投稿がたくさんあって


私もなんだか嬉しい気持ちになりました。


それにしても内陸国のハンガリー、水球に限らず水競技が強いのって何でだろう。


「その代わり冬スポーツは弱い」って多くのハンガリー人の友達も言ってるけど...


弱点は武器になる、武器は弱点になるって事に通じてるのかなぁ。


8月末にはブダペストにて世界陸上。


特にチケットも買ってないし、観戦予定はないけど...楽しみ。


チケット無くても観戦できる(はずの)マラソンや競歩


競技ルートも発表されてて、しっかり確認済みだし、お散歩がてら観戦応援行こうかな。