ひとまず、昨夜のコンサートのシューベルトが終演し





今朝のジブリコンサートも無事終演。



昨夜のシューベルトは、作品そのものも初めてだったけど

それだけでなく、室内楽作品として、他の楽器と演奏するのが初めてで

舞台上で譜面台と楽譜を見ながら歌うのも初めて。

全てが初めてで

「暗譜どうやって楽譜を見たらいいのかな」
「どれくらいの頻度でパートナー奏者を見たらいいのかな」
「譜めくりする時、どんな感じでめくったらいいのかな」

と、他人からしたら下らない事かもしれないけど、疑問がたくさんでした。

ピアノは、リスト音楽院の主任教授であり、数年前は東京音大でも教えていらっしゃった、ガーボル先生

クラリネットは、東京音大で教えていらっしゃるイシュトヴァーンさんで

メンバーを伺った時に震え上がってしまったけど

昨夜はただただ、お二人に引っ張り上げて頂いて、支えて頂いて、包んで頂いて...とっても楽しく音で遊ばせてもらいました。

そして、残すは今夜、ガーボル先生との日本歌曲。

この前、とある素敵な人とご縁を結んで頂いて

お話を伺い、歌を聴いて頂く機会があったのだけど

「外国で日本語を歌う時、自分が唯一の親善大使、日本語の広告塔になったつもりで歌うのよ」

というような内容の事を教えて頂きました。

あまりの興奮と情報量の多さで、一字一句覚えているわけではないけれど・・・。

日本語の歌を歌うのは

日本語を母語としているお客さんがたくさんいる日本で歌うより

日本語がわかる人が少ないはずなのに、日本国外で歌う方が遥かに緊張するし

子音、母音、吸う空気の扱い方、吐いた空気の行き先

全てに何かしたいと思ってしまう。

きっと、何かして、それでいて何もしなくて良いのだけど。

そして少し前、とあるコンサートに行った時に

終演後に出演者にメールをしたら

「同業者に歌いたいって思ってもらえたら、それはいい仕事したってことや!」

と返信を貰いました。


やっぱり

自分が素敵だと思うものを、素敵なまま発信したいし

自分が発信するものは、全て自信を持って「素敵」と思いたい。

今夜歌う2曲は、以前、山神くんと共にコンサートで歌っていたのを聴いたガーボル先生が

「僕もあの曲、演奏したい!」とお声がけ下さいました。

素敵の受け渡し、出来ますように。