週のはじめ、同い年の友達と


「昨年に比べて今年は最後の最後まで散々だったし、今も散々真っ只中だけど、なかなか駄目だねぇ」


とお互いに話していたら


「あ、今年はわたしたち本厄だった。あと10日もすればこれ以上悪い事はないと思って、視界は晴れると信じて、残り数日だけ頑張って諦めて耐えようって切り替えることにした」


って言ってて、あぁ本厄か...と。


去年、お正月明けに所用で3日間くらい帰国した時に(世界的パンデミックのほんの2ヶ月前)


思いつきで奇跡的に厄祓いしてたけど


本厄と気付いてしまったら、そわそわ気になったので


そういえば残り数日でも、今年のうちに本厄の厄は祓っておこうと思って


教えは違うけど、自分と向き合う為、なんとなく無心になる為に、イシュトバーン大聖堂へ。



やっぱりクリスマスツリーって、日本でいう門松と同じような位置付けな気がする。


23日の夜、24日になったすぐ後に、小さな妹がいる友達が


「毎年恒例、父と娘のミッション」ってクリスマスツリーの飾り付け動画を投稿してたし


23日の夕方、お仕事帰りの人も含めて多くの人が、プレゼントと共に、生のツリーを片手にバスやトラムに乗ってたし


クリスマスツリーを23日の夜、24日未明に(赤ちゃんイエス様?や天使たち)飾り付けして


赤ちゃんイエス様がプレゼントを持ってきてくれる風習って


子どもたちにとっては「わぁぁぁぁぁ😍」ってなるんだろうなぁ。


だと、サンタさん追跡レーダーってハンガリーには立ち寄ってないのかな🤣


そういえば、ハンガリー老舗レストランのグンデルが


長い長い工事を終えて、12月初旬にリニューアルオープンしたんだけど


Instagramで数日前からオープンに向けてカウントダウンしてたから


オープン日、お昼過ぎのレッスン帰りに一人でフラッと行ってて





そして、今週は「厄を吹き飛ばそう、思い切り自分に優しくしよう」と決めてたので


また思い付きで、今度はお昼頃にカメラ持って行ったら












対応してくれてたウエイターさんから、最後お会計の時に


「2回目だよね?先週か先々週も来てくれてたよね?また今度ね!」


と言われてびっくり。


お会計の時にサラッと言ってくれたのも素敵でした。


老舗といわれ、歴史があって、多くの人から愛されているところは


値段や美味しいの向こう側に、何か確かな理由があるのかなと思いました。


それに、オープン当日の方がゆっくり出来たんだけど...宣伝がのんびりだったからかな。


今気付いたけど、入り口のゾウさん


オープン日とクリスマス前とで、お色直ししてる!


こういうところも、長く支持されてる理由の一つなのかな。



それとクリスマスなので、メサイアを見に行きました。


メサイア、はじめてのモーツァルト版で


そして初めてのオペラ演出仕立て(ハンガリー語歌唱)で


演出はお世話になったアンドラーシ先生だったんだけど


2時間のメサイア、あっという間に感じました。


賛否両論ありそうだけど、こんなにも立体的なものになるのかと。


メサイアの合唱指導アシスタントをしていた時


大学院でメサイアを勉強してた時


「メサイアはキリストが生まれてから復活するまでの壮大な物語」


と教わって、わたしも皆さんにそのようにお伝えしていたものの


今回のオペラ・メサイアで初めて「あぁ本当だ」となり


イエス役の青年が真っ赤な姿で出てきた時には、涙が出ました。


あの時、今回衝撃を受けたように、立体的にメサイアを捉えることが出来てたら、どんな指導・向き合い方をしてたかな。


同時に「素敵で素晴らしい作品」だからという理由で演奏していいのか?とも思いました。


だからこそ全ての作品の背景、宗教的なこと、時代的なこと、知ろうとする必要があるのかなと。


それとmunka kutya(俳優犬)が、愛らしくて可愛いのなんの!


YouTube見ても、メサイアと思えないけど。


それと、ハレルヤコーラスのハンガリー語歌詞が


Nincsi vége! Halleluja!(終わってない、ハレルヤ!)ってなってて興味深かったです。


クリスマス当日だった昨日は、お世話になってるご夫婦から


遅めのランチ・早めのディナーのお食事会に招待頂いてました。



クリスマスプレゼントも沢山もらって、美味しいご飯に


何時間もお話が尽きなくて、楽しかったです。


そういえばクリスマス近いから、と思って


クリスマスの家とクリスマスミュージアムに行ってきたんだった。







ハンガリーでは26日もクリスマスだけど


そんなクリスマスも今日で終わりで、あっという間に1年終わっちゃうなぁ。


残りの厄年、というか残ってる厄日、無事に平穏でありますように。