お買い物行ったら、既にアドベントカレンダーが沢山並んでいました。




去年は選べなかったから、せっかくだし毎日を彩る為に3つ購入してたけど

今年はどうしようかなぁ。

あっという間に寒くなってしまったけど

「今年、ハンガリー人の友達のお家でホームメイドは食べたけど、レストランで冷製果物スープ食べてない!寒くなる前に食べれるかなぁ」

と思ってたハンガリーの夏定番&夏限定の冷製スープ

極寒になる直前、ギリギリ食べれました。満足。

冷たいし甘いし、フルーツだしデザートみたいで日本人には好き嫌い分かれるみたいだけど

わたしは大好き。

気になってたレストランで、ラズベリーのスープを食べれました。






このようなことはあまり好きではないし、気持ちもモヤモヤしてるから全くまとまってないけど

やっぱりなんとなく。

数日前、ネット記事を見ていたら、お世話になった方の訃報記事を目にして

心がズシっとなって、改めて背筋がピッと伸びました。

大学時代、数回お話ししただけで

お世話になった、というのはとてもおこがましいかもしれないけれど。


声楽専攻や弦楽専攻、管打楽器専攻、作曲・指揮専攻

全ての専攻でも、ピアノが入試課題に課されてたけど

入学後も「副科ピアノ」が3年間(2年間だったかな?)必修科目となっていて

もちろん毎週の個人レッスンもあれば、前期・後期でそれぞれ実技試験があったけど

「試験曲は何弾いても大丈夫。止まっても、間違えても、とにかく指示があるまで諦めなければ、絶対に単位は貰えるから大丈夫やで」

と言われる副科ピアノ、わたしは1度、前期に単位を落としました。

試験時間はおよそ数分なので

止められる場所を計算して、その小節まではみっちり練習したり

次の音を考えながら弾けるように、ゆっくりな曲しか試験曲に選ばない、とか

ピアノが好き嫌い・苦手、みんな色々あるけど、それぞれがいろんな対策をして挑むピアノ試験でした。

弾けなかったわけではなくて、時間いっぱいわたしなりに精一杯ちゃんと弾いた結果、その時は残念。

必修科目には履修すべき順に番号がついていて、もちろんその番号順にしか履修出来ないので

だからその年の後期は「聴講」として個人レッスンを受講し、次の年の前期、無事に単位を取得しました。



関西の大学だからこそ、わたし自身、笑いのネタにしていたし

「最後まで間違えずに弾き切って、それで単位落とす人なんていてるんや」って先輩にも同期にも後輩にもネタにしてもらってたけど

単位を頂けなかった理由を下さった先生の訃報を目にして、色々と思い出しました。



実技試験にも点数がつけられるので(わたしが在籍してた時は小数点まで出てた)

副科ピアノの試験翌日、受け取った点数は59点台で、60点だったら単位が貰えたのに

「あと髪の毛一本分・・・どうして?」って事務に成績開示を頼んだら

「あなたのワルツは子犬じゃなかったの。だから単位はあげられないわ」という回答。

ショパンの子犬のワルツ、わたしが間違えずに確実に弾ける速度で弾いた結果、「子犬」じゃなかった。

それをコメント下さった先生でした。



そしてその直後ぐらいに、その先生のレッスンにお邪魔しました。

当時、伴奏をお願いしていたピアノ専攻の友達の「伴奏法」のレッスンでお邪魔したのだけど

「歌のことはよくわからないのだけど」と仰りながら

「歌のこの部分ってどういうこと?教えて下さる?」って時々質問も交えながら

作品のこと、音楽のこと、作曲家のこと、声質のこと、音色のこと

本当に様々な視点を持って向き合って下さって、とても緊張したけど、とても温かいレッスンでした。



副科ピアノの試験でも、「副科だから」とか「ピアノ専攻じゃないから」という視点ではなくて

一つの演奏として向き合って下さったからこそ「子犬じゃない」ってちゃんと評価をして下さって

単位と引き換えに、どんな演奏にも真摯に、真っ直ぐ向き合うことの大切さを教えて頂いたなぁ、

それに構内ですれ違って挨拶する時も、いつもとても上品で素敵な方だったなぁ、

ピアノ専攻の友達や、自分の先生から伺っていた先生の日常の様子、とっても可愛らしかったなぁ、

と色々なことを思い出しました。



こうやってお世話になった方の訃報をニュースで見るのは、なんだか複雑な気持ちだけど

日本でお世話になった先生方、今こちらでお世話になってる先生方、友達

本当に人に恵まれている人生だなぁと、改めて思いました。

様々な視点を持って、心真っ直ぐ、物事・人と向き合える人でありたいです。