Euro2020で大盛り上がりだったハンガリー。
街には、色々な国のサポーターが来ていて
未だ、久しぶりにたくさんの言語、特にドイツ語やフランス語が聞こえてきてるブダペスト。
試合会場の1つである、ブダペストの競技場は収容キャパ100%で
ハンガリー戦の日のスタジアムの様子は、まさに「圧巻」でした。
Szép volt, fiúk😊
そんな中、わたし自身も店内での飲食とか、国会議事堂の無料開放に行けてるのも
ハンガリー政府発行のVédettségi igazolvány(免疫証明書)を持っているからなのだけど。
なんだか、ワクチン接種550万人達成したら
マスク着用義務を全面解除とか、Védettségi igazolványの有無関係なく
多くの制限が緩和されるとの政府発表あったけど
どうなんだろう。
そういえば、ある程度時間も経過したので
簡易抗体検査(薬局で購入可能)を使ってみました。
検査キットはこんな感じ。
様々な言語で説明が書いてあって、それぞれ写真もついててとってもわかりやすい。
「自分の目で直接見れないからこそ、多角的なアプローチが必要だ」
と、普段、声帯や自分の身体に対して思って生活してるからこそ
「抗体、本当に出来るのかな?」という単純な好奇心で
接種前と、接種後に簡易抗体検査。
接種前、「あわよくば抗体あったらいいな(無症状感染して自然治癒してたりしないかな)」と思って検査するも
無事、陰性。
今回、「2回接種したし、抗体出来てるといいな(出来てなかったら、風疹の予防接種みたいに再度接種出来ないし、どうするんだ?)」と思って検査して
無事、抗体獲得したみたい。
2回目の接種は、この前のリスト音楽院でのコンサートの直前でした。
色々と自分の予定を考えて、逆算して予定を組んだ上で、狙って1回目の接種を予約したけど
予定通り(自分が思った通り)には物事は進まないのが世の常で
2回目の接種から3日以内にコンサート、と判明した時は白目を剥いたけど
接種日を変更してもらうべきか、周りのハンガリー人、誰に相談しても
「優先すべきはワクチン。コンサートは大丈夫。あなたなら大丈夫。自己都合で変更したらトラブルを招きかねないから、とにかく優先すべきはワクチン」
とのことだったので、変更依頼せず「予定通り」ワクチンを接種しました。
前倒しの言い訳にしたくなかったから、共演した山神くんにだけ「ワクチン怖い」と正直にお伝えしたものの
幸い心配していたことは起こらず、舞台に立つことが出来たけど
やっぱり健康第一だなぁと。
1回目、2回目の接種の時と、体調と体温チェックを1週間、毎朝・毎晩行って、体温計も写真におさめてたけど
多くの人が色々接種後の経過報告とかは発信してるし
実際、ハンガリー人の友人たちが、ワクチンの種類問わず(全種類のワクチンで)
色々と接種後の様子を個人的に教えてくれたけど
(本当、みんなが色々と共有してくれてたお陰で、心構えと対策・準備をするのに、とても参考になった)
聞けば聞くほど本当に「個人差」の一言に尽きると感じたし、家族への報告の為の記録だったので、割愛。
ただ、思ったのは「接種後は安静に」と言われているけど、ワクチン接種前からワクチン接種は始まってるのかなと。
小学校の頃、父が連れて行ってくれて、強い衝撃を受けた「人体の不思議展」が大好きで
それ以降、京都でもブダペストでも、開催されるとあれば何度も1人で足を運んでいるけど
(流石にブダペストの展示、内容は全部理解出来なかったけど)
小学校の時に展示で見た「食べたものは、消化・吸収されるのに最低2日間はかかる」っていうのを参考に
普段から逆算の食生活をしてるけど、ワクチン接種も同じかなと。
接種後に安静にするのも勿論大事だけど、「接種後だけ」ではなくて、やっぱり常日頃からの心がけと健康が大切なのかなと。
小さい頃、インフルエンザの予防接種だとしても、両親は少なくとも前日から注意喚起してくれてたなぁと。
今回、2回とも接種日から1週間、1日2食は納豆を食べて、紫玉ねぎを食べて、水をいっぱい飲んで...と、極力のんびりと過ごしたけど
お陰でわたしは元気でも、何故だかわたしの細胞に元気がなかった。
特に1回目の翌日、身体も元気だし、心も元気いっぱいなのに、声帯もいい調子で、声もピカピカで絶好調だったのに
接種日翌日であることを先生も承知の上でのレッスンで、たった5分のオペラアリアが全く歌えず。
先生も、とても心配をしてくれていて、接種日は朝も夜もメールをくれて、翌日も朝からメールをくれた上でのレッスンだったけど。
「元気でよかった!日常生活は出来てるけど、細胞に元気がないね。ヒロコは元気だけど、今のあなたの身体はあなたのものじゃない」
とのことで、ものの10分で終了。
元気そのものだったのに、本当に身体の操作がうまく出来なくて、自分でも歌ってる自分の声と、色と、身体の感覚の差に驚いたくらい。
やっぱり人の体は不思議が多いなぁと思って、ますます身体が楽器というのは奥が深いなと思いました。
そんな感じだから、無事に抗体が出来たことにも、人の体は不思議だなぁと。
個人的には、ワクチンが打ちたかったわけでもなく、免疫証明書が欲しかったのではなく、抗体獲得の為に接種したので
1回目なのか、2回目なのか、いつ頃抗体が出来たのかはわからないけど
市販の簡易検査でも反応するくらい、抗体がわたしの身体の中に作られたみたい。
今回も無駄に長くなったけど
とりあえず、元気が一番。健康が一番。
そういえば2回目の接種の時
問診票を確認してくれる軍人さんとハンガリー語、英語でやりとりをした後
最後に問診票のわたしの名前を見て
「あら!日本人のお名前!日本人ですか?」と。
日本で働いてたみたいで、お友達になりました。
そして、日本語で送り出された後、プルプル震えながら並んだのだけど
「ドクターの誰かがwolt(出前)頼んだのかな?」
と思ってたら、配達のお仕事の合間にワクチン受けに来てた。
わたしと同じ種類のワクチン、同じく2回目の接種だったみたいで
病院のスタッフもわたしも「あなた、タフだねぇ!」と。
接種後20分の待機をしてたら、問診票の時の軍人さんが来てくれて
色んな話をする中で「お仕事は、安全と安心が一番です」と言ってたけど
woltのお兄さんもそうだし、
いろんなことが、人それぞれ。
とっても面白い。