昨日から突然夏がやってきたブダペスト。
あっつい。
そんな昨日はBBQにお誘い頂いて、ワインと共に、とても楽しく美味しい時間を過ごしました。
この前の水曜日、6月2日は無料配信コンサートでした。
ハンガリーと日本の友好記念コンサートで
リスト音楽院の大ホールからのライブ配信でした。
配信をご覧下さった方々、ありがとうございました。
1人のハンガリー人学生と共に、多くの日本人留学生が出演し
お世話になっているピアニスト・山神くんと共に、わたしも4曲演奏させて頂きました。
もともとは去年、2020年の3月中旬に「春の声」として予定されていたコンサートだったので
選曲も2020年がメモリアルイヤーだったベートーヴェン(生誕250年)、シューマン(210年)と、春らしい日本の作品、ハンガリーの作品・・・という選曲でした。
延期が重なり、今回「赤とんぼ」というタイトルのコンサートになりましたが
ハンガリー友好協会や、日本大使館、リスト音楽院・・・
多くの方のご尽力のお陰で、実現した演奏会となりました。
本当にありがたいです。
無観客開催のコンサートでしたが
ハンガリーにいる友人だけでなく
深夜だったにも関わらず日本にいる家族や、友人
また他の国に住んでいる友人も配信を見てくれて
コロナ禍だからこそ実現したことで、とても幸せだなぁと感じました。
お忙しい中、大鷹大使も会場に足を運んで下さり
スピーチを終えた後も、最後まで会場で演奏会を見守って下さって、本当に嬉しかったです。
そして、最後にわたしたち出演者全員とお話しする時間を設けて下さいました。
Facebookの公式ページを通して、魅力溢れる素敵な大使だなぁと思っていたのですが
笑顔が輝く、本当に素敵なお人柄でした。
丁寧に、そして心真っ直ぐ、正直に、また一つ一つ取り組んでいこう、そう思えた1日でした。
そう。
ハンガリー人の舞台スタッフさんの1人が
「とても素晴らしい選曲だね。特にコダーイの作品は、ハンガリー人みんなが知ってる曲だし、何より詩の内容が、このコロナ禍において誰もが同じ想いをしてる。」
と声をかけてくださり、とても嬉しかったです。
本当に選曲は偶然だったけど、偶然には意味があるんだなぁと思ったし
意味があるから必然だったのかな、と山神くんと終演後に袖でお話しました。
やっぱり音楽に関することを書くと、どうも無駄に長くなるので、ここでおしまい。
6月4日はハンガリー人にとって、とても意味のある日でした。
トリアノン条約によって、当時のハンガリーが領土と人口の大部分を失った日で
「国籍ってなんだろう。民族ってなんだろう」と個人的には考えるようになりました。
そんな6月4日、国会議事堂の無料開放(王冠を見れる)に行ってきました。
迷ったけど、お天気も良かったし、お散歩がてらカメラ片手に行ってよかった。
無料開放日に見れるのは、赤絨毯の階段と、王冠があるドームのところだけだけど
表現する必要がないくらい綺麗。
警備の軍人さんも、とても気さくで親切な人ばかりで
写真お願いしようかなと思ったけど、マスク着用の写真はなんとなく嫌だから断りました。
今回、無料開放のことしか頭になくて、特に調べなかったけど
一般の有料見学も再開してるのかな?
うっとりするくらい天井画も綺麗。
日本の国会議事堂、見学したことないけど、どんな風になってるんだろう。
いつか行ってみたいなぁ。