寒の戻り、花冷えとはよく言ったもので


今週は寒くなるぞ、と先週末から構えていたけど


ブダペストの中心部(平野部)でも雪がちらつくほど寒くなるとは...。


イースター休暇中は春を感じられる陽気だったのに


火曜日、所用でブダペスト郊外の町にお邪魔した時に


「今朝は起きたら、庭一面が真っ白だったんだよ!もう4月だよ?昨日は20度超えてたのに!酷い天気だよ!」


とハンガリー人もビックリしてて、と言うよりはむしろ半ば怒ってたくらい寒くて


水曜も予報通り寒く


木曜にはわたしが住んでいるブダペストの中心部(平野部)でも、日中雪がちらついた寒さ。


「いやぁぁぁぁぁぁ!」とか「春はどこいったの?」、「4月...って冬だったかな?」


って多くの友達がSNSに投稿してたけど、ハンガリー人にとっても4月に雪が降るのは


思わず「Neeeeeeeeeeeeeee!」って言いたくなるくらい異常なお天気みたい。


昨日は暖かくて、今日も暖かくてハンガリーのお天気サイトでも


「週末は暖かい。本当の春です!」みたいな表記があったけど


また来週半ばから気温が下がるみたい。


わたしの周りのハンガリー人、よく天気予報をチェックしてる人が多くて


いつも「来週は寒いから気をつけて!」とか「眠いのは天気のせいだよ!」とか教えてくれてて、優しさに助けられてるんだけど


雨が降るか降らないかだけに興味があるだけで、わたしが念入りに天気予報をチェックしてないだけかな。




そんな陽気の中、日本桜庭園までお散歩花見。




誰かに魅せるわけでもなく、ただそこに自然体のまま咲いている桜、とても見事でした。


今回はお花見が目的なので、1人だったけど、ちゃんとおやつ持参。


イースター時のうさぎマカロンと、日本人のお友達にお礼で頂いた、柿の種とキットカット。


美味しかった◎






月並みな感想かもしれないけど、やっぱり桜はいいなぁ。


中学生の時に国語の授業で読んだ作品の中に


「桜染の桜色は、花から抽出するのではない。花が咲く直前の黒い樹皮が布を桜色に染めるのだ。桜は咲く前から桜色なのだ。桜は花だけなく木そのものが美しい桜色なのだ」


っていうようなことが書いてあったのを、いまだに覚えてて


「動物だけでなく、人間は草木からも命を頂いてる、命の継承」みたいな議論を授業中にクラスでした記憶があるんだけど


実際にお散歩をしながら、こんなに見事な桜を見ながら、思いがけず、そんな思い出散歩。




そんなこんなだけど


3月半ば頃、予定していたものが直前で変更になって(無駄に期待しない為にも、個人的には“中止”と理解)


またしても、別件で予定していたものが直前で予定変更(暫定)になったとの連絡。


リスト音楽院で受けたアートマネジメントの授業のお陰で、どちらの連絡に対しても精神的なダメージは皆無だったけど


昨日、所用でご一緒したハンガリー人に


雑談の中で「この週末は休むことに決めたけど、またメンタルとフィジカルのプランを立て直さなきゃ」と話したら


「物事には2つの側面があるよ。良い事には悪い事があって、悪い事には良い事があるよ。仕事でもプライベートでも、人間であることを忘れずに、やるべき事は常にベストを尽くすのみだよ。大丈夫。ちなみに去年2020年、自分も家族もコロナに感染したし、多くの事を失ったと思いがちだけど、そのお陰で自分にとっては沢山の変化を生んだ、素晴らしい1年だったよ」


と言ってくれて、本当に人に恵まれてるなぁと、心ほっこり。


メラート先生が常々仰るように、賢く楽観的に、頑張ろう。



そういえば


先週ブログ書いた後、午後もお日様が出てたから


ウサギの銅像がある公園までお散歩に行ったら


近くに住んでる親子が、公園の一角でウサギも飼ってるみたいで


本物のウサギにも出会えた、満足イースター。


ウサギ見ながら可愛さに悶絶してたら、飼い主さんが小屋のお掃除の為に来て


お話してみたら、7歳のタピ君、って名前も教えてくれて


「撫でてみる?触られるのが大好きな子なの。」


って言ってくれたので、モッフモフを撫で撫で。




相変わらずまとまりないけど、もう雪は降りませんように。