思い出散歩したら、やっぱり長文で反省。

少し前までは、殆ど雨も降らずに毎日ポカポカで

半袖でも暑いと感じるくらい初夏みたいな陽気だったのに

数日前、最低気温が3度という衝撃。


最近というか、少なくとも今週と来週は

外出せざるを得ない予定ができる、という感じになってるから

頻度を含め、これまでのお散歩・買い物の自分ルールを見直して

普段はトラム等を利用して行くような所だけど

目的地まで往復歩く(片道小一時間のお散歩)ことを徹底して、買い物は帰りに済ませて帰宅する

いうことにしたのだけど
(もともと、1月中旬から、公共交通機関は利用してないけど・・・)

最低気温3度の日は、流石に薄手のダウンを着てる人も多くて「冬!」となりました。

この時期の最低気温3度は

いくら最高気温が20度を超えていても、流石に辛いと思いました。

来週1週間は、最高気温25度前後、最低気温が10度前後という予報になってるし

明日からブダペストも外出規制が緩和され始めるけれど、ウイルス以上に気温差で風邪ひきそう・・・。



そういえば、寒かった時の思い出散歩。

まだ寒かった時期、2月の後半、一人で地方に気分転換に行きました。

その頃、本当に気分が優れなくて、先生から

「この週末は“日常”から離れて、歌からも離れて、一回ゼロになっておいで」

と言われたこともあって

「厄払いにもなるかな」と思って、ずっと興味があった「ブショー」を見に、モハーチまで。


ハンガリー版なまはげ、と聞いていたけど想像以上のなまはげでした。


日本のなまはげを見たことないけど、「ハンガリー版なまはげ」という説明がピッタリ。


よくわからないけど、白いのも黒いのもいる。


ブダペストから、直通バスで3時間くらいかかるので

なかなか腰が重かったけど、行って良かった。

行きのバスで隣の席だったハンガリー人女性とお話してたら

お互い日帰り一人旅で、お互いに予約してた帰りのバスも同じで

帰りの席も隣同士っていう事が分かって、現地でも一緒に観光しました◎

モハーチに英語の案内が殆どなかったから、彼女と一緒に回れたことで

楽しいだけじゃなくて、とても助かりました。

英語が喋れる人ではなかったけれど

私が理解できるレベルの、簡単なハンガリー語で色々なことを説明してくれたお蔭で

一人で過ごすより、とても楽しく過ごすことが出来ました。


ブショーは、女性にいたずらをしても良い、という事になってるみたいで

ブショーの行進中は

小麦粉かけられる
水かけられる
顔を黒く悪戯される
綿をかけられる・・・

などなど、二人でブショーの洗礼を沢山受けました。






「冬」のお葬式をして、春の訪れをお祝いする・・・


ユネスコ無形文化遺産に登録されている伝統のお祭りと聞いていたけど

行ってみて、肌で感じて、その上で彼女にも色々説明してもらって感じたことは

子孫繁栄と五穀豊穣のお祭りでした◎

特に、子孫繁栄。

あくまでも、わたし個人の感想だけども。


ただ、「だから、ブショーは“女性にはいたずらしてもいい”のか!」となるほど納得。

なんとなく、日本でも五穀豊穣と子孫繁栄って、セットになっている印象なのだけど

同じだなぁと思いました。

女の子の伝統衣装は、とっても可愛いかったです◎


ブショーと一緒にいると、可愛さ100倍。



それに、ブショーは大きな音を立てて歩くので

日本の「邪気払い」にも似てる感じがして、とっても良い。



ちなみに

水とかかけられる以外にも

突然ブショーに抱きしめられたり、抱きかかえられて運ばれたり、一緒に踊らされたり、謎に求婚されたり、急に驚かされたりして感じたのは

羊の毛は独特な臭いをしてるし、油分でベトベトしてて、汚れ落とすのは大変だったけど、楽しいし、やっぱり笑う門には福来る。

でした。


いつか日本のなまはげも見てみたいなぁ。

そんな感じ。



今日のラジオでも言っていたけど

やっぱり、思い出散歩・アーカイブ散策は、時々すると効果的。