あまりコロナウイルスの事は書きたくない、

と前回の投稿で言ったけど、今回はどうしても書きたくなったので、気持ちがまとまらないから少し長文を。

世界中がこの状況の中、日本国外にいる一人の日本人として

日々頑張って下さっている大使館職員の方々に対して、本当に感謝しかないです。

そんな今日は、世界中のGoogleのトップ画面がSemmelweis医師。

「感染予防における手洗いの大切さ」を、世界で初めて提唱した、ハンガリー人医師です。

ハンガリーでは緊急事態宣言以降、世界中の様々な国、会社、空港等

とにかく全てが、各々の判断でそれぞれの対策を取っていて

日本での入国制限も含めて、日々目まぐるしく情勢が変化していて。

その中でもとりあえず、許されている範囲で日常を送ろうと思っているので

1~2時間を目安に散歩&買い出し、家で練習、リラックス

という、なんとなく&簡単すぎるルーティーンを作っています。

そして、アートマネジメントの授業で、メンタルコントロール・トレーニングの重要性を感じ

また、同時に12月のオペラ試験でハンガリー語パミーナに打ちのめされた時に

「とても良い“レッスン”になると思う。演奏家なら行くべき。沢山のハンガリー人学生が利用してるよ」

とメラート先生がスクールカウンセリングの存在を教えてくれたのをきっかけに

12月から通い始めた、学校のスクールカウンセラーのアドバイス通り

毎日おおよそのタスクと時間割を決めて、とにかく規則的な生活をを心がけているのだけど

同時に起床時、お昼頃、寝る前に

・外務省のホームページ
・国内における、ハンガリー政府のコロナウイルス情報のホームページ(英語版も作ってくれた!感謝!)
・国内感染者の発生場所マップ?(ハンガリー語だけど)
・NHK等のとにかく日本のニュース

をとりあえず見るようにはしているのだけど、とにかく沢山の情報が溢れていて

同時に様々なツールで、色々な情報を見聞きしては

何が本当の情報なのか、その上で“正しい”判断は何なのか、一人でしかめっ面になってる毎日で

オルバーン首相の発言や、政府のサイトを色々読んでも、どうしても一人ではクリアに出来なかった疑問について

今朝、迷惑な事を承知の上で、大使館の代表メールに連絡をしてみたら

ただでさえお忙しい筈なのに、とても丁寧な対応をして下さった。

もちろん、在籍しているリスト音楽院はリスト音楽院の学生としてサポートはしてくれているけれど

日本からの企業派遣員でもない、またその帯同家族でもなく

日本の大学を通じての交換留学生でもなく、日本のエージェントや何かの組織を通しての留学でもない

単なる個人留学のわたしとしては、正直“日本”から“守ってくれる”存在はなく

オルバーン首相が“国民”の為に行う会見内容は、わたしの能力ではリアルタイムで見ていても情報が殆ど収集出来ない状態で

外国人として外国にいる現状、情弱な立場であることは明確で

(もちろん、日本にいる家族や友人、先生方の存在は、とても心強いけれど)

だからこそ、このように大使館の職員の方のメールがとてもとても嬉しかった。

文面のやり取りなのに、まるで顔を見てお話してくれているようで、とっても温かかった。

2年前の夏、在ハンガリー日本大使館で、有効期限切れに伴うパスポートの切り替え手続きをした時もそうだけど

国歌を歌わせて頂いた時も、佳子内親王がハンガリー公式訪問の際に学校を視察された時も、色んな手続きの時も、在外選挙の時も!

とにかくいつも職員の方々のお心遣いが、本当に有難くて嬉しい。



そんな感じ。

前倒しの“春休み”は今週末まで。

修了試験(コンサート)等の対応はどうなるかはまだ決まっていない、という事だけど

来週月曜日からは、色々と試行錯誤の中、オンラインで授業や実技レッスンが始まる模様。

今日は練習していたら、コレペティのミクローシュ先生が

「レッスンに備えて録音してみたよ~!!!」

と、アリア試験に向けて現在練習中の曲を録音して、メールで送ってくれました。

その優しさと「Lets try」精神に嬉しさと、ほっこり。

所々、"レチタティーボ"の喋り歌いの箇所は、先生が歌詞を小声で呟いているのが聞こえてきて、再びほっこり。



コロナウイルス関連ではない、最近のブダペストの記事だったり

2月末に突発的にお出かけした事とか

今年も豚さん見たさに行ってきたマンガリッツァフェスティバルの事とか

そういう事を明日以降は書いてみようかなと。

健康で、心健やかに。