なんだかんだ2週間近く歌わない、喋らない状態で
(流石に完全沈黙は無理なので、その期間も喋っていたし、歌わずともオペラ稽古で毎日歌詞のリズム読みはしていたけれど)
9月中旬~10月初旬に体調崩してた後、コンサートだったり、その間歌えなかった分の挽回だったりで
「慣らす」ことをせず、いきなりエンジン全快で週6個人レッスン、オペラ、譜読み、練習、グループレッスン授業・・・
そして喋れなかった分、お友達との雑談など、焦りも併せて気持ちも嬉しかったし、とにかく全てにエンジン全快過ぎて、やっぱり体調も体力も喉にも負担をかけて、疲れさせていたんだなぁと。
心も身体も休まってなかったのが原因かなと。
前回は喉を診てもらってないから何とも言えないけど、今回は喉を診てもらってやっと「○日くらいから歌えると思う」と言われてたので
12月1日、2日、4日、14日に照準を定めて、慣らしながら。
経過を診ていただいた際「言われていた通り、昨日から歌いました」とお伝えしても「まだやっぱ歌っちゃ駄目」とは言われなかったし
試験の日にちを伝えても何も言われなかったので、良くなってるのだとは思うし、間に合うという判断をしてくれているんだと思う。
でも、まだ経過を診てもらうために病院に行かなくてはならないし、薬も飲まなくてはならないし、ハンガリー語もまともに喋れずに一人で病院に行くのは心が辛いし、「わからない」ということに頭が痛いし、何よりドクターにもナーススタッフにも申し訳ないし、先生たちに経過報告を出来ないことも辛い。
ハンガリー語の単語、知ってるセンテンスを繋ぎ合わせるだけの拙い会話だけど
流石に薬の飲み方、機械の名前等、難しい説明の際は、みんなで協力して、時には隣に座ってる患者さんも助けてくれたりして、本当にありがたい。
Hiroko, please be carefully, Please! この一言に尽きる毎日。
なんとなく、病院の写真。
病院というか、病棟がそれぞれ別れてて・・・渡り廊下もあって、なんだか母校の高校みたい。
病院の待ち合い場所もWi-Fi飛んでて、そこはとても厳しくないみたい。
日曜(他の病棟は閉まってたけど、耳鼻科棟には入院患者もいるから、それぞれ当番制で診察してるみたいで、担当のドクターはその日の当番だったみたい)に診察してくれた時、待合室からっぽだった。
それと、待ち時間がめちゃくちゃ長い。この日はわたしともう2人しか居なかったけど、わたしは2番目で、この日は結局1時間以上待った。
最初こそ「ワイルドだな!」と思ったけど、何回か通ってるうちに慣れました。
吸入するのに、薬剤を処方されると同時に注射器を手渡された時はビックリしたけど。
よく見たら針の先も尖ってるし、穴空いてるし、本物の注射器なんて生まれて初めて触りました。
アンプルに入った薬を服用したり、アンプルに入った薬剤を注射器で吸い取ったり(アンプル、不器用なわたしには小さすぎる!)
1度、素手でアンプルを割ったら手を切ってしまったので、慣れるまでは両手に食器洗い用手袋を着用してました。
ただ、今回歌えない間「喉にいいもの、体にいいと思うもの摂取しようキャンペーン」を一人していたのだけど
そのお陰で、以前まで適当に選んでたリンゴジュース。
成分表示を見てみたら、恐らく濃縮還元ではない100%のリンゴジュースがあることに気付いて
お湯を沸かしたついでにゼリーを作ったり
豚肉と生姜で体を温めるには鍋が手っ取り早いのでは?と思っていたところ
スーパーにとても美味しそうな白菜が並び始めたから、ついでに糠漬けも白菜にしてみたら、ビックリするほどわたしの好みの味だったし
またまたついでに、糠床を分けて、ボルシチに使われる真っ赤なビーツを漬けてみたら、なかなか美味しいし
(糠床は立派な紫になってるけど)
風邪(かよくわからないけど、とりあえず元気になるには)には柿!と思ってたら、スーパーに美味しそうな熟れた柿が並んだので
そのまま食べたり、牛乳を混ぜてプリンを作ったり。
何故柿と牛乳は混ぜるだけでプリンが出来るのか、柿の成分であるペクチンについて調べてみたけど、とても面白かった。
時間が出来たら他の果物でも実験しないと!と思ってるくらい面白かった。
一人で取り組んでるこの「健康キャンペーン」だけど
体が喜んでる気がして、とてもよい気もしてる。
そんな感じ。
ずっと思ってるけど、上手に休めるようになりたい。