これも夏の話。
高校1年生の夏に、岡崎市の交換留学プログラム?のメンバーに選ばれ、ニュージーランドにホームステイに行きました。
それがわたしにとって初めての海外だったのだけど、なんだかんだそのニュージーランドが無かったら歌を初めてないような、そんな気がするのだけど・・・気のせいかな。
というのもわたしのホストファミリーは、ニュージーランドに移住して数年のドイツ人家族でした。
そこで、「せっかくだからドイツ語の歌を教えてもらおう」と思ったんだと思う・・・
みんなにシューベルトの「野ばら」を教えてもらって、発音もカタカナで書いて覚えて、確か最後の「お別れパーティー」の出し物だったか、スピーチだったかで歌いました。
声楽を習い始めたのが高校1年生の12月なのだけど、なんか自分の中では大切なターニングポイントだったんじゃないかなぁと思ってるのだけど
facebookでも数年前から、パパ、ママ、同い年くらいの娘さんと繋がっていて、facebookって凄いなぁと思っていたら、突然パパから
「ドイツに里帰りするんだけど会えるかな?スケジュールはどう?」
とメッセージを貰いました。
どうしようか悩んだけれど、思い切ってドイツに行くことにしました。
行く、と決めたら光の速さで航空券を買って、航空券を買った約1週間後にはドイツにいました。
航空券を購入後は「せっかくドイツに行くのだから」と思って、ホストファミリーが滞在してる街を中心に、やってる劇場・オペラを調べて、それを基に行きたい街を決めて、ホテルを予約して、その街で頑張ってるホルンと打楽器の友達たちに連絡して、お家に泊めてもらえることになった日はホテルをキャンセルして・・・。
面倒臭がりで、ぐうたらなわたしでも、動くときは動くなぁと自分でも驚きました。
「飛行機で片道2時間だし、リュック1つでいいや」と思ったので、大嫌いな荷造りは出発前3時間くらいで行いました。
「荷物それだけ?!」と泊めて貰った友達にビックリされたけど、移動の多い一人旅にはリュックが一番。
フランクフルト、イトシュタイン、ダルムシュタット、デッティンゲン、マインツ、マンハイム、ハイデルベルク、カールスルーエを訪れました。
一人旅で、殆ど一人での観光だったのだけど、それぞれの街で素敵な出会いが沢山あって、英語が話せる人も話せない人も、色んな人が助けてくれて、充実した時間を過ごすことが出来ました。
一番の目的、ホストファミリーとの再会は自宅でのバーベキュー。
娘さんは、赤ちゃんがこの春に生まれたばかりで、可愛い赤ちゃんにもご挨拶出来てとても嬉しかった。
唐突だったとしても、「会いたい」と思う人には、人生のどこかでちゃんとまた会えるんだなと。
だからこそ、会いたい人に会えるうちに会いに行く、そんな生き方をしたいと思いました。
こうやって15年ぶりに会ったのに、当時と変わらずあったかくて、とても嬉しかった。
最後にバババッと写真をば。
マインツでどうしても行きたかった、シャガールのステンドグラスの教会は、まるで海の中。
マイハイムで連れてってもらった、「モーツァルトが就職したかったけど就職できなかった(らしい)」教会は、優しい色のとっても可愛くて、不思議と「わたしも頑張らなきゃ」と思いました。