先週の月曜に入学式(school opening ceremony)があり

今週の月曜日から学校がスタートして、あっという間に1週間。

スタートしたものの、舞台表現の授業も来週からだし、学校で国際声楽コンクールを開催している為、レッスンも来週からとなり、その他の授業も変更連絡があったり、気持ちだけが忙しなかった気がする1週間。

来週から全ての物事が、通常通りぐるりと動き出すはずなので、もっと忙しなく感じるのかな。


昨年から在学していたけれど、初めてのことがたくさんで、どれも刺激に溢れていて、まるで小学生の時のような感覚。

いい意味で一日をとても長く感じていて、興奮してるのか朝も目覚ましなくても6時前には起床してしまったし、夜も目を瞑った瞬間に朝&時々夜中のLINE・messengerのメッセージ・着信で一瞬目を覚ますもすぐ入眠・・・というそんな1週間。


そういえば。

必修科目を含め、色んな授業があるのだけど、選択科目で「ハンガリー伝統ダンス」を履修することにしました。

可能な限り様々な文化的なイベントを探してはお散歩していた昨年一年間だったのだけど

せっかくハンガリー人からハンガリーダンスを学べるなら!と思ったので、習得出来る出来ないは置いておいて

高校生の時に弓道・華道、大学で茶道を少しだけ・・・だけど、「あの時にやっててよかった」と常々思うので、今回も迷うことなく。

早速初回授業があったのだけど、期待値高く参加したにもかかわらず、適当に男女ペアになって約一時間ぐるぐるスピンしたので・・・顔が青白くなるほどヘロヘロに目が回って酔いました。

隔週の授業だけど、伝統音楽科?の学生さんが毎回演奏しに来てくれるし

先生お二人はご年配で英語が苦手、とのことだけど、学生の中で英語が出来るハンガリー人の子達が適宜通訳してくれて(ハンガリー人学生と外国人学生の割合は半々)

音楽と身体とが繋がってるなぁと思えてとても楽しかったので、次回は酔い止めを服用してから参加すべきかな、と迷います。


ちなみにこの1週間は、学校で開催されていた「エヴァ・マルトン国際コンクール」を予選初日から聴いていました。

今日は大ホールにてファイナルでした。


ファイナリスト13人が素晴らしかったのは云うまでもなく、録音審査を通過した68人全員が本当に素晴らしかったです。

本当に国際色豊かで、選曲もとっても幅広くて、プッチーニやヴェルディ、ヘンデル等のオペラアリアに加えてチャイコフスキー、スメタナ、コルンゴルド・・・など聴いているだけで、とても楽しいコンクールでした。

ファイナルでは、1分程度のファイナリストのスピーチ映像を曲間で流してくれていたのだけど

みんな自己紹介の他に、夢、趣味、生い立ち、その他には観客やブダペストへのメッセージだったり・・・かしこまっていなくて、自然体でとても面白い。

個人的にアメリカ/メキシコのテノール君のお話がとてもチャーミングで、歌も素敵でした。

あとは、ウクライナ、ロシア、カザフスタンといったロシア語を母国語としている人たちが共通して持っているように感じた音の響きが、とても好きでした。

セミファイナルの時点で既に「ブラボー!」や「ヒューヒュー!」という歓声が多発していたし(我慢できずにわたしもヒューヒュー言いました)

コンクールだけれど、ステージと客席の間には「緊張」が満たされているのではなくて、そこに「心」が通っていて、素晴らしい空間でした。

そんな感じ。