お正月三が日、何をしようかなぁと思っていたけれど

元旦に「オペラの練習は水曜ね!」っていう連絡が来たので

「ふむふむ。さようなら三が日。」となりました。

噂には聞いていたけれど、本当に世の中は1月2日から平常運転でした。

リストだけでなくて他の大学も含めて、今はテスト期間(授業は終了)だけど、高校の授業は3日から始まったそうな。


で、今日3日は、連絡があった通りオペラの稽古があったのだけど、とっても安心したし、とっても刺激的でした。

オペラ教室、初めて入りました。壁も床も真っ黒。


合唱メンバーは初めての稽古だったのだけど、コレペティの先生と共に、ゆっくり譜読み(主に発音)から取り組んでくれて、

でも、3時間音楽稽古をした後、ホールに移動して、ざざっと動きをつけてくれました。
(合唱はみんな楽譜持ちながらだけど)

稽古、言葉わかんなくても見てるだけで楽しかった。

(外国人は合唱にはわたし1人、マスター在籍に3人だけみたいだから、9割ハンガリー語で、4人に何か伝えたい時だけ英語で話してくれる・・・けど、基本的には空気を読む)


それにしても男声合唱、楽しそうでした。

舞台上でのラインダンスなんて、とっても楽しそうだったし、特にテノールが集まると自発的に面白いことをするのは万国共通なのかな。

(テノール3人&バス3人のラインダンス、どう見てもテノールの方が動きが激しい)

でも、安心したのは、音楽稽古前に「楽譜見た?わたし見てないんだけど、わたしたちってどこ歌うの?」って話しかけられた時に

「一回見たけど、難しくてわたしは不安だわー」って答えたら

「うわー、これフランス語だわー。フランス語めちゃむずいもん。やだー無理ー」って言っていたこと。

コレペティの先生が発音を教えてくれてる時に、隣でハンガリー語で読み方を書いてて(わたしはカタカナだけど)

「日本人と一緒だ・・・!」と嬉しくなりました。

「外国人は何でもスルスル音読出来て、本当に言語に強いなぁ。母国語が日本語の人間は不利だよなぁ」なんて思ってた自分が恥ずかしい。


それはそうと、Wikipediaによると「エルサレム解放」という叙事詩をテーマにした「Armida」という題名のオペラなのだけど、

面白いなと思うのは、多くの作曲家が書いている「Armida」をパッチワークみたいに繋げながら、1本のオペラとして成立させている・・・らしいというところ。
(渡された楽譜を解読するに、多分そんな感じ。)

ヘンデル、グルック、ロッシーニ、ハイドン、ドヴォルザーク(あと、多分リュリ)という作曲家を、シーン毎に繋げているのだけど

言語もイタリア語、フランス語、チェコ語が入れ替わり立ち替わり登場してること。

男声は十字軍として・・・なのか、登場シーンはいくつかある中、混声合唱は1シーンだけなんだけど

「ソリストはベッドシーンをしてるけど、みんなはゾンビになってね!あと、ゾンビダンスね!」という指示なので、私たちはゾンビです。

そんな感じで、必死&楽しくて、今日は休憩時間入れて約5時間くらい稽古してたけど、あっという間でした。

なんだかすーっごく面白そう◎