10月23日はハンガリーのナショナルホリデー

革命・独立記念日だそう。

ブダペストの町中には、本当にたくさんの国旗が掲げられていました。


生憎の冷たい雨、そして強い風でしたが、一人お散歩。

一服中の警察官(話しかけてみたらまさかの"お仕事中")に聞いてみたら

「15時から恐怖の館前の特設ステージでセレモニーをやるよ。あと、国会議事堂がentrance free dayだよ」と教えてくれました。

(普段、国会議事堂は入場料6000Ft(非EU市民の大人の場合)/3100Ft(学生)もするから行ったことなかった)



無料とだけあって、本当に凄い人でした。

風雨の中並ぶこと1時間ちょっと。

体も冷えきって凍えて死ぬかと思いましたが、死ななくて良かった!笑

素晴らしい内観でした!




嬉しくって写真をたくさん撮りました。

この写真は、建物に入ったばかりで外の極寒さゆえ肌は白く、鼻が赤いけど

ハンガリーに来てから、柄にもなく自撮り棒が欲しくて溜まりません笑。欲しいだけで恐らく殆ど使わんけど。


そして、15時からは恐怖の館のステージへセレモニーを見に。

周りはハンガリー人でいっぱいでしたが、顰蹙かもしれないけど勇気をもって参加してきました。
(わたしはどっからどう見ても外人なのに、警察のセキュリティチェックで止められなかったし)

首相のスピーチとか、歌とか、全部ハンガリー語で全くわかりませんでしたが

参加して良かったなと思いました。

首相のスピーチで唯一わかったのは「私たちはハンガリー人です」だけですが

その言葉を聞いた周りの人たちは「わー!」っと手に持っている国旗をパタパタしていました。


誰一人として、首相のお話し中に携帯のカメラを構える人はおらず(この写真は司会の人が喋ってる時に撮った)

遠くて見えないのに首相の話に熱心に耳を傾けていて。

最後に国家を歌うときも、中にいて不思議と込み上げてくるものがありました。

あと、みんな、何かしらトリコロールのものを身に付けてた。



日本は台風、選挙と大忙しの週末と聞いていますが

「日本人」というアイデンティティーはあるし、日本に誇りも持っているけれど、さほど「日本人である」ということに対する意識がなかったのですが

彼らハンガリー人の愛国心とか、ハンガリー人としての誇り、歴史への敬意、そういうものを少し肌で感じる事が出来たように思います。

大型バスで地方から来ているハンガリー人もたくさんいました。

普段、Skypeで語学勉強をしてくれるスロバキア在住のハンガリー人(ずっとスロバキア人だと思ってた)も、

「生まれも育ちもスロバキアだけれど、僕たちはハンガリー人だ。これは難しい問題です。」と言っています。

ハンガリー語の申込用紙なんかに「国籍」の他に「何人ですか?」という欄があるんだけど、それについてこの前説明をしてくれましたが

自分が何人か、国籍=民族(になるのかな?)ではないということをボンヤリと知れたような気がしました。




とてもいい勉強になったナショナルホリデーでした。