本当。

私は日本全国、どこで演奏するにも、いつもいつも素敵なピアニスト達に助けられてばかり。

先生方には泣きついてばっかり。

わたしの細かくて、抽象的で、フニャフニャした要求にも応えてくれて、本番は一緒に空間で遊んでくれて、本当にありがとうなピアニスト秀平雄二さまです。




彼のサポートのおかげで、今日の「第22回名古屋演奏家育成塾コンサート」にて、聴衆賞と奨励賞を頂きました。


R.シュトラウス作曲 ≪献呈≫
G.ドニゼッティ作曲 歌劇≪アンナ・ボレーナ≫より「わたしの生まれたあのお城」


の2曲を歌ったのだけれども、自分が自分に課している課題に対して、これまでのわたしと比べて、数歩前へ進めたのかなと思います。

とにかくドラマを詰めたかった。

とりわけアリアは狂乱だから、狂いたかった。

数日前に借りた映画のお蔭で、人物像が手の中に広がったし、レチタティーボや合いの手の音に、言葉や風景が見えてきたような、ないような。

ドレスは昨日届いたドレスを早速着てみたけれど、美女と野獣のベルみたいで、早速お気に入りドレス仲間入りで、非常に気分が良い。



昨日、1時間くらい全力でスキップしながら、アリアを歌っていたら、右のふくらはぎのみ、今朝起きたら絶賛筋肉痛。

筋肉痛、早く鎮火して筋肉になっておくれ。



来週、再来週、そしてその次の週も。

本当に有難いことに、本番があります。

再来週は厳密には「本番」のステージではないですが、歌わせて頂くのでわたしにとっては本番です。


学生の時のように、四六時中黙ってても、寝ててもご飯食べてても、音楽が降って来る環境ではないからこそ、一つ一つの音に向き合いたいなと思うので、色々切羽詰まりすぎてるけど頑張る。

既にいくつかのことが滞っていて、頭の中パニックで思考停止だけども。

そういう所存。

そういうわたしをご理解下さり、本当に多くの方が応援して下さっていて、様々な形でサポートして下さっていて、ありがたいことだなぁと。

そういう気持ち。