いつもいつも。
本当にあっという間に時間が過ぎてしまいます。
オペラが終わったら、美味しいご飯を食べに行ったこととか、東京から遊びに来てくれた幼馴染のダイキ君と京都観光したこととか、日記を書けたらいいなぁと思っています。
落ち込んでいても時間は無情に過ぎていくもので、ここ最近は毎日夜遅くまでオペラのお稽古です。
今年は≪ピーア・デ・トロメイ≫という、ドニゼッティのオペラを公演します。
あまり有名な作品ではないですが、ドニゼッティらしい、パリっとした、それでいてしっとりとした作品です。…悲劇ですが。
私はロドリーゴという、ヒロインの弟役を演じます。
本来はメゾ・ソプラノの役のようですが、ここは勉強の場であり、学校公演。
ズボン役、しかもイケメンなかっこいい男性役なんて他では歌うことが出来ないので、歌は無理のない程度にギリギリの所で挑戦しながら、演技のことをたくさん勉強しようと思っています。
剣を振り回したり、マントをバサッ!としたり、なんだか日曜の朝に放送している、戦隊モノのレッド(真ん中にいる一番かっこいい人!)になった気分です。
でも男性と女性の所作の違いが分からず、テレビドラマや、お笑い番組、街を歩く人々を観察し、色々と研究した結果、「オードリー・春日」が一番参考になる…という結論に辿り着きました。
「明日のお稽古は、試しでオードリー・春日でやってみよう!」と思い、試した結果…裏方として働いてくれている後輩からは「わたちゃん、ちゃんと男に見える!」って言ってもらえて、「加藤、立ち姿が男そのものだよ!それだよ!すげーかっこいいよ!」と、先生から初めて褒めてもらえました。
春日…やりすぎくらいがちょうど良いのかなぁ。
でも、男の人の身体の動かし方を考えつつ、日常生活から意識して行動してみていたら、身体のあちこちが筋肉痛です。
男の人は筋肉で身体を動かしているんだなぁと、男女の差を痛感しています。
とりあえず想像以上に剣が重くって、剣を持っている右半身が痛くてたまりません。
今日はA組のオーケストラ練習。
私のB組は明日がオーケストラ練習です。
ご指導くださる先生方、稽古に付き合いながら、裏方として公演を支えてくれている後輩のみんな、オーケストラのみんな、もちろん院生のみんなも。
たくさんの人の存在を感じながら、感謝しながら、自分が歌う時も、稽古を見ている時間も…全ての練習に臨みたいです。