高校の頃は袴姿に憧れて弓道部に入部し、弓道に通ずるからという理由で華道部にも入部。

普段西洋音楽に触れていると、「自分が日本人であること」を様々なところで痛感します。

まず言語、そして言葉の選び方、感じ方、表現の仕方、「間」の取り方。

大学では3回生の時から「お菓子、食べたいな」という理由で茶道部に入部。

これまで生きてきて、幾つか「道」のつくものに(きっかけは何であれ)自ら触れてきたけれど、「日本人であること」は奥深いと思いました。

日本人を理解し、日本人でいること、よりも日本人であることは難しい。

今日の茶道のお稽古は、梶の葉を用いた「葉蓋点前」というお点前でした。

水差しの蓋を木の葉で代用し、涼しさを演出するお点前です。

先生が教えて下さいましたが、藤原家の末裔、冷泉家では七夕の歌を、梶の葉に詠んでいるそうです。

そして、今でも冷泉家の七夕行事では梶の葉が使われているそうで、なんだかとても高貴な葉っぱに思えました。

昔は短冊ではなく、梶の葉に歌を読んでいたなんてなんだか素敵。

お点前で季節を感じ、季語で挨拶をし…そこに美を見出だし、語り継いできた日本人の素晴らしさをふと感じました。

また、最近では弓道も華道も茶道も、音楽作り(歌)にとても通じていると感じるようになりました。

華道での「空間」の作り方は、音の作り方と同じだし、弓道の「的を射る」のは音を出すのと同じ。茶道のお点前は楽譜のト書きと同じ。

日本人を知ることが、西洋音楽へのアプローチの近道なんじゃないかなぁと、少し思いはじめました。

もっともっと日本人を知ったうえで、音楽と向き合えるようになりたいなぁ。



あ、ちなみに今日は「水無月」というお菓子でした♪

京都では6月30日の「夏越しの祓え」で食べる習慣なんだそうです。

水無月の終わりに水無月を食べる水無月。。。

氷室を模した三角形の形で、魔よけである「小豆」のお菓子…らしい。

お赤飯だったり…小豆は「お祝い」ものだとばかり思っていたのでびっくり。

魔よけの意味があったんですね!

まだ6月30日ではないけれど、これで暑~い夏を迎える(越える?)準備はバッチリです。

知らないことがたくさんで、毎日がとても楽しいです。(常識を知らなさすぎるだけ…)

これからも、どんどんいろんなことに取り組んでいこう。


そして、水無月!!!
とーっても美味しかったです☆