13.白雪姫

 白雪姫に関して述べておきたい要点は、「白雪」、「真っ赤な毒リンゴ」、「七人の小人たち」そして「鏡よ、鏡よの継母」です。

 白雪姫の白雪、すなわちスノーホワイトに関しては、高い山に登ったイエス・キリストの衣が光のように白く輝いた場面が福音書にはありますが、この話がスノーホワイトという名前に由来するのではと考えています。今思うと、「白いハスのような正しい教え」とはキリスト教であると言えるし、そのように読める。

マルコによる福音書9:2-8(マタイによる福音書17章1-8)

〈変容〉

2 6日後、イエスはペトロ、ヤコブ及びヨハネと一緒に連れて行って、高い山に彼らを導きました。彼らが見ていると、イエスに変化が起こり、

3 そして彼の服が白く輝いた。服を洗うことを仕事とする世界中の洗濯屋よりもさらに白かった。

4 それから3人の弟子たちは、エリヤとモーセがイエスと話しているのを見た。

5 ペトロはイエスに言った、「先生、ここにいるのはなんと良いことでしょう。あなたのために、モーセのために及びエリヤのために、三つの天幕を作ります。」

6 彼と他の人たちは非常に恐れていたので、何を言うべきか分からなかった。

7 それから雲が現れ、彼らをその影でおおった。雲から声が聞こえた、「これは私が愛する息子です。彼に聞きなさい。」

8 彼らは周りを見回したが、他の誰にも会わなかった。イエスだけが彼らと共にいました。

 白雪姫が食べた真っ赤なリンゴは、イエスが十字架上で「乾く」と言ってから飲んだぶどう酢を表現していると思う。酸っぱいリンゴとぶどう酢には毒が混ぜられていた。真っ赤なリンゴにかじった跡が残るのは、イエスが十字架上でローマ兵に槍で脇腹を刺されて流れる赤い血と傷跡を示している。

 七人の小人たちはアイザック・ニュートンが発見した太陽光をプリズムに透過させて見える七色のスペクトルを表しているかと思う。イエスは世の光です。七色から反映された七人の森の小人たちと私は希望したい。

 後がまの女王が魔法の鏡に「世界で一番美しいのは誰」と呼びかけるのは、鏡は「神」を指しています。初めは女王が一番美しいと語ったのはモーセの律法を信じる人を言います。その後に白雪姫が美しく成長して、鏡が世界で一番美しいのは白雪姫、つまりイエスの教えが一番だと変遷していきます。つまり継母の女王はモーセであり、白雪姫はイエス・キリストであると言えるのではないでしょうか。怒った継母は白雪姫を殺してしまおうと考えたように、祭司長や律法学者たちはイエス・キリストを十字架にかけるように謀議をめぐらした。

 

15.シンデレラ

(ヨハネによる福音書11章)

 私は白雪姫とシンデレラの物語は「甦り」がテーマだと信じます。

ヨハネによる福音書11章

〈ラザロの死〉

1 ベタニアに住んでいたラザロという男が病気になりました。ベタニアは、マリアと姉妹のマルタが住んでいた町でした。

2 (このマリアは香水を主の足に注ぎ、髪で拭いた者であり、病気であったのは兄弟のラザロでした。)

3 姉妹はイエスに「主よ、あなたの親愛なる友人は病気です。」という伝言を送りました。

4 イエスはそれを聞いて、「この病気の最終結果はラザロの死ではない。これは神に栄光をもたらすために起こった。それは神の子が栄光を受けるための手段になる。」

5 イエスはマルタとその姉妹とラザロを愛した。

6 しかし、ラザロが病気であるという知らせを受けたとき、イエスはさらに2日間そこにとどまりました。

7 それから彼は弟子たちに言った、「ユダヤに戻りましょう。」

8 弟子たちは答えた、「先生、ほんの少し前、そこの人々はあなたを石打ちにしようとしたではないですか。あなたはそこに戻って行くつもりですか。」

9 イエスは言われた、「1日は12時間である、そうではないか。だから、白昼の人はつまずかない。彼らはこの世の光が見えるからである。

10 しかし、彼らが夜中に歩くと、彼らはつまずきます。なぜなら彼らには光がないからである。」

 ここの文章に12時を過ぎて、シンデレラのあわてぶりが見えるなら、私はそういう絵が見えます。

11 イエスはこれを言われた後、「私たちの友であるラザロは眠りに落ちたが、私は行って彼を起こそう」と言った。

12 弟子たちは答えた、「主よ、もし眠っているなら、元気になります。」

13 イエスはラザロが死んだことを意味しましたが、彼らは彼が自然な睡眠を意味すると思っていました。

14 それでイエスは彼らに、「ラザロは死んだ。あなたがたのために、あなたがたが信じるように、彼と一緒にいなかったことがうれしい。」

16 ディデュモス(双子と呼ばれる)と呼ばれるトマスは仲間の弟子たちに言った、「先生と一緒に行こう。彼と一緒に死ぬように。」

〈イエスは復活と命である〉

17 イエスが到着した時、彼はラザロが四日前に葬られたことに気づいた。

18 ベタニアはエルサレムから2マイルも離れていない。

19 多くのユダヤ人は、マルタとマリアに会いに来て、兄弟の死を慰めた。

20 マルタはイエスが来ることを聞いて、イエスに会いに出かけたが、マリアは家にいた。

21 マルタは言った、「主よ、あなたがここにいてくださったのなら、私の兄弟は死ななかったでしょう。

22 でも、今でも神はあなたが求めているものを何でも、あなたに与えることを知っています。」

23 「あなたの兄弟は生き返る」とイエスは彼女に言われた。

24 「私は知っています。彼は最終日に生き返るでしょう」と彼女は答えた。

25 イエスは彼女に言われた、「私は復活であり、命である。私を信じる者はたとえ死んだとしても生きる。

26 私を生きて信じる者は決して死ぬことはない。これを信じるか。」

27 「はい、主よ。私はあなたがこの世に来られる神の子であるメシアであると信じています」と彼女は答えた。

〈イエスは泣く〉

28 マルタがこれを言った後、彼女は戻って、妹のマリアを個人的に呼びました。「先生がここにいます」と彼女は言いました。

29 マリアはこれを聞いて、立ち上がって急いで彼に会った。

30 イエスはまだ村に到着していないが、まだマルタが彼に会った場所にいた。

31 彼女が立ち上がって急いで行くのを見たとき、マリアが彼女を慰めている家にいた人々は彼女に従った。彼らは彼女が墓に行ってそこで泣くと思ったからである。

32 マリアはイエスのいる所に到着し、イエスを見るとすぐに、イエスの足元に倒れた。彼女は言った、「主よ、もしあなたがここにいたなら、兄は死ななかったでしょう。」

33 イエスは彼女が泣いているのを見て、彼は彼女と共にいる人々がどのように泣いているのかを見た。彼の心は揺さぶられ、深く感動しました。

34 「彼をどこに埋めたのだ」と彼は彼らに尋ねた。「来て見てください、主よ」と彼らは答えた。

35 イエスは泣いた。

36 「彼がどれほど彼を愛していたか見てごらんなさい」と人々は言った。

37 しかし、彼らのうちの何人かは、「彼は盲人に視力を与えましたよね。彼はラザロの死を防げなかったのでしょうか。」

〈ラザロは生き返った〉

38 イエスはもう一度深く心を動かされて、墓に来た。墓は入り口に石が置かれた洞窟です。

39 「石を取り除け」とイエスは命じた。死んだ男の姉妹であるマルタは答えました、「主よ、悪臭がするでしょう。彼は4日前に埋葬されました。」

40 イエスは、「信じるなら、神の栄光を見ると言ったではないか」と言われました。

41 彼らは石を取り除いた。イエスは顔を上げて言った、「父よ、あなたが私に耳を傾けてくださることに感謝します。

42 私はあなたがいつも私に耳を傾けていることを知っていますが、私はここにいる人々のためにこれを言います。」

43 彼はこれを言った後、「ラザロ、出て来い」と大声で叫びました。

44 彼は手と足を布で包み、布で顔を覆ったまま墓から出てきた。イエスは彼らに言った、「彼をほどいてあげなさい。そして彼を行かなさい。」

 ガラスの靴をシンデレラに履かせるのは、マリアが食事の席で、キリストの足を自分の長い髪に香油をつけて拭いた行為が浮かんできます。弟子たちは驚いたことでしょう。イエスは後でもう一度香油を全身にまとうことになる。