ゴーストエージェント R.I.P.D | わたとか

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本国アメリカでは批評家にコキおろされて散々な赤字作品だったそうですが僕は好きです

割と露骨にメンインブラックっぽい、そしてどことなくゴーストバスターズな感じもする。監督のロベルト・シュヴェンケさんにはフライトプランで割とがっかりさせられた覚えもあるんですが今作はそこまでがっかりじゃない、というか嫌いじゃない、いや、この映画嫌いとかでき悪いと思う人はいっぱいいると思いますが僕は好きです



売り上げはともかく予算掛けた映画だけあって3Dは気持ちいいし、なかなかいい役者が出ています。ジェフブリッジスのジェフブリッジス力は遺憾なく発揮されていますしライアンレイノルズは相変わらずイケてるしギャグは平均くらいアクションも平均以上見た目のカッコよさは予算なりにあるしケビンベーコンはケビンベーコン役でちゃんと出てるしちゃんと脱ぎます。それだけの映画ですが映画にそれ以上要ります? …大抵の人には要りますね。だから売り上げが難航したのでしょう。

本作で個人的に見てて気持ちよかったポイントはまずゴーストのゴーストらしさ。特に序盤のデブなゴーストのデブなゴーストっぽさは最高でした。また、本作ではゴーストにバンバン銃弾を撃ち込んでぶっ殺して行くのですがこのぶっ殺され方がなかなかカッコイイ。仮面ライダー555に出てくるオルフェノクの死に方を悲壮感なくしてカッコよさ増してアメリカ風にしたっていう感じです(対象年齢を広げるために死ぬ描写で血を見せないとかそういう配慮の産物だと思うのですがこれだけ気持ちいい感じなら文句はありません)。序盤のクミンのくだりは良いですね、あの変な間は最高です。
また、小道具の「この映画を見る層の嗜好をわかってる感」もたまらないです。キーアイテムとして金塊が出てくるのですがおそらくあえて「作り物っぽく」作っています。売り上げはともかく予算は相当掛けたはずなので古典的なこういう系統の作品で出てくるキーアイテムのプラスチッキーな感じをオマージュしたのではないでしょうか。日本の特撮なんかでCGを使えばいいシーンに過去作へのオマージュとして『あえての着ぐるみ』『あえてのミニチュアセット』を使うことで出す味のアメリカ版なんじゃないかと思います。近い例でいうとハムナプトラシリーズのあえての外しシーンなんかが出るかもしれません。
あとアメリカのバディームービーではあるんですがアメリカのバディームービーにありがちなねちっこーいしつこーい男同士のラブラブホモカポー描写はそこまでではなく、不快に感じないさっぱりいちゃラブ描写くらいのも好感度高いです。見せたい部分は描きたいだけ描いて描きすぎるよりもちょっと引いた視点くらいの描写でやってくれた方が観客側の想像の幅が広がってありがたいのです。

そこそこの投手が直球を投げた、変化球ではなかった、速球でもなかった、結果として相手からストライクも取れなかった、ホームランも打たれなかった。 …でもこき下ろすほどひどい投球じゃなかったし好きになるファンもいる。そんな感じの映画でした。とにかくたいていの人にとってはどうでもいい映画かもしれませんし文字に起こすと全然面白そうじゃないんですが僕は好きです

…ただブルーレイ収録時にせっかくの3D映画が2D収録されてるのがもったいない気がします。ブルーレイ買っておまけにDVDが付いてくるよりもしっかり3D版も収録してくれた方が良かった気がします。 


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