こんにちは。
今日は３連休の２日目、
寒い日が続いていますが
いかがお過ごしでしょうか。
私はすでに花粉にやられてきており、
くしゃみと鼻水がいきなり出てきて
厄介な季節に突入し始めてきています（苦笑）。
さて、今日は
「ザ・殺し文句」著者川上徹也氏が
書いた本を読み終わりましたので
紹介いたします。
この本に登場する人物は
優秀な政治家、経営者、チームの監督、
が名ゼリフで人を口説いたセリフと
その法則が書かれた本です。
特に面白かったのは、
政治家のセリフで田中角栄元総理でした。
大蔵大臣になった時に
「今日から大臣室の扉は常に開けておくから」
と上司の許可なく、一般の官僚にいつでも
意見などあったら遠慮なく言ってきてほしいと
いう願いからこの言葉を言ったのでした。
そして、「仕事を思い切ってやってくれ、
責任は私がとるから」と言い、
トップの官僚局長や次官などは田中角栄の話は聞かないと
読み、その下の管理職などに訴えたメッセージだったのです。
それが見事に課長や課長補佐の心を掴み、
局長などが角栄氏に報告してきた時には
すでに課長から詳細を聞いており、
不明な点などを局長に突っ込むと
局長は明確に答えきれずになったそうです。
他に角栄氏は新人の入省式には２０名全員の
名前を間違えいなく呼び、握手をしながら
頑張ってくれと言ったので、
新人は喜びました。
人身掌握術に長けている人は
誰を味方にしたいのかを分析し、
その人たちを自分の味方になってもらう術を
最大限活かします。
どうすれば、相手が喜ぶのか、
何をしたら結果を出せるのか、
を分析しています。
特に政治家は人の表裏が激しく変わる世界、
今日の味方が明日の敵になることは当たり前。
角栄氏は局長や次官は角栄氏に敵対してくると読み、
その下で実務をやっている課長などを味方につけて
その先の結果に結びつけることができたのです。
この時、どんな結果にしたいのか？は
会社員やスポーツの世界であれば
目標がありますのでわかりますが、
どんな人を味方につければ良いのかは
考えなくてはなりません。
スキルであれば自分にない部分でそれを得意としている人や
マインドあればチームワークを優先できる人が欲しいとか、
下の人を育てることができる人など、
その時に置かれている状況で違ってきます。
この本はその時に「この人と仕事をしたい」
「この人が必要だ」というときに
使えるスキルが集まっている本です。
そして、その時に必要な法則も
書かれていますので興味のある人は
ぜひ、本を読んでみてください。
人を口説く時は言葉だけではなく
心もともなわないと人は動きませんので
そこはご注意くださいね。
今日は本の紹介をさせていただきました。
それではみなさんにとってより良い１日となりますように！
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