16年ぶりにJ1復帰した東京Vは、横浜FMに1―2で敗戦。後半終了間際に逆転を許し、J1では08年10月18日の大宮戦(1〇0、味スタ)以来、5608日ぶりの白星にあと一歩届かなかった。
前半7分、相手GKポープ・ウィリアムのファウルで得たFKを、MF山田楓喜が左足で直接決めて先制。30分には、カウンターから好機を作り、FW木村勇大が右足シュート。相手GKが左手に当てる好反応に阻まれたが、追加点を狙う攻撃姿勢を貫いた。
後半には、相手の逆襲をしのぐ時間帯が増えた。17分には、FW宮市亮にスルーパスを流し込まれたが、オフサイドの判定。2分後にはDF松原健に鋭いグラウンダーの右クロスで決定機を作られたが、滑りこんだ宮市にはわずかに合わず事なきを得た。統率の取れたDFラインの上下で、相手攻撃陣をオフサイドに追い込む巧みな守備が光った。
集中力を保って相手の攻勢を跳ね返し続けたが、試合終了間際に暗転。後半44分にハンドで献上したPKをFWアンデルソン・ロペスに左足でゴール左隅に流し込まれ、同点。48分に松原に左足で逆転弾を浴びた。
1993年のJリーグ開幕カードが、国立で再現された一戦。試合前には、当時Jリーグ開会宣言を行った初代チェアマンの川淵三郎氏があいさつ。「お帰りなさい、東京ヴェルディ!」と感極まるシーンもあった。5万3026人が詰めかけた注目の一戦は、31年前と同スコアの1―2で逆転負けするホロ苦い結末となった。
02/25 16:04 スポーツ報知
⚽2024年シーズンのJリーグが開幕しましたが、開幕戦の東京ヴェルディ対横浜Fマリノスは31年 前の1993年のJリーグ開始当時の開幕戦と同じカードでここからJリーグや、日本のサッカー界が新たなスタートをしたといえよう。